小学校入学準備は「一人で考え、行動できる」ようにサポート
小学校入学準備は、子供が一人で考え、行動できる支援です
小学校入学は、今後の学校生活全てのスタートになります。また一歩、自立への道を歩み始める我が子を親は精一杯応援してあげたいですね。ランドセルや文房具を用意したり、簡単な文字の読み書きを練習させたり、いろいろ準備されることでしょう。
小学校入学準備で大切な事は、これから徐々に親の手を離れていく子供が、「一人で考え、行動できる」支援をすることです。小学校生活をよりスムーズに迎える為に特に大切なこと、3つをお伝えします。
1 戸惑いなく「和式トイレ」を使えるようにしておく
小学校では現在もトイレは和式が大半を占めています。洋式トイレの普及に伴い、和式トイレを使用する事が減り、使い方に慣れず、「小学校では、できるだけトイレに行くのを我慢している」という子供もいるそうです。特に男子は不慣れで、「6年間、小学校で一度も排便をしなかった」という話も聞いた事があります。小学校での新生活に不安を感じている子供にとって、不慣れな和式トイレを使用することは更に緊張を高める事になるでしょう。トイレを我慢すると健康面はもちろん、学習面や生活面にも支障をきたします。
しゃがむ方向やまたぐ足の位置を丁寧に伝え、実際に和式トイレを使用し、使い方を確認しておきましょう。入学したその日から、子供が直面する問題です。戸惑いなく、気持ちにゆとりを持ってトイレに行けるように練習しておきましょう。
2 緊急時に「防犯ブザー」を使える練習をしておく
小学生が登下校中に、事故や犯罪に巻き込まれるケースが増えてきています。親も子供も不安な気持ちはぬぐえませんね。地域のボランテイアの方々や保護者、また先生方の見守りなどに加え、防犯ブザーは、今や多くの小学生の必須携品となってきています。防犯ブザーは、ランドセル側面のベルトに繋いだり、また小学校によっては、首からぶら下げるようにと指導されることもあるようです。ランドセル側面の場合は、直ぐに手が届くか、首から下げる場合は、ネックストラップの長さなど確認しておきましょう。
しかし、いくら準備し子供に持たせても、いざと言う時、使えなければ意味がありません。直接紐を引っ張る、または片手でブザーを持ち、もう一方の手で紐を引っ張るなど、ブザーの使い方を確認し、危険に遭遇した時も使えるように、充分練習しておきましょう。
そして「自分の身は自分で守る」という意識を持たせることも、子供の自立にはとても大切なことです。
>>>次は、良好な友達関係を築く為の準備についてお伝えします。