介護保険に加入する人が増えている?

金持ち体質の老後への備え方

金持ち体質の老後への備え方

民間保険会社が販売する介護保険に加入する人が増えていると聞き、保険代理店に行って説明を受けてきました。

介護保険財政は現在火の車で、今後保険料はもちろん自己負担比率も上昇する可能性があります。

また、自治体の要介護認定も年々厳しくなっており、もし自分が介護状態になれば経済的負担はますます大きくなるかもしれない。それもあって民間の介護保険が注目を集めているようです。

民間の介護保険は、一般的には一定以上の要介護認定を受けたら、介護一時金や介護年金が支給されるというものです。保険が支払われる要介護認定の度合は保険会社によってまちまちですし、掛け捨てタイプ、終身タイプ、解約返戻金が多い貯蓄タイプなどいろいろあります。

ただ、保険会社は加入時こそせっせと勧誘しますが、払うときは渋るのが常。細かい条件を良く理解しておかないと、「それは免責条項」「この場合は当てはまらない」ということになったりすることがあるので注意が必要です。

それに自治体の要介護認定が年々厳しくなっているということは、保険会社が指定する認定基準に到達しない可能性も高くなるということです。それに、寝たきりや重介護状態になる人のほうが、そうでない人より少ないことを考えると、本当に介護保険が必要なのかどうか・・・。

個人的には、「要介護にならないと支払われない」という、条件が限定されている保険に頼るより、どんな状況でもマルチに使える「現預金」を中心にし、仮に自分が介護状態になったら、自分の貯蓄で代替すればいいと考えています。

ただし、貯蓄機能の高い介護保険(満期返戻金が払込額を上回るもの)に、最大の所得控除が受けられる最小限の金額(年額8万円)だけ入っておくのはアリだと思います。所得税と住民税が軽減され、年利回り10%に迫る運用商品に化けるからです。

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介護不要の老後準備は生活習慣の改善から

しかし最も重要なのは、「介護状態にならない自分」になるよう、40代以降からは健康に留意して生活習慣を整えておくことではないでしょうか。

たとえば睡眠不足や睡眠の質が低下すると、睡眠中に行われる脳内の老廃物の排出が不十分となります。その状態が続くと脳が委縮し、計画や意思決定、記憶や計算、間違いの修正や問題解決といった認知機能が低下します。

それが進むと記憶障害や言語障害などを起こし、徘徊やうつといった症状に発展していきます。これがアルツハイマー病で、睡眠不足や睡眠効率の悪化も大きな原因のひとつです。若年性アルツハイマー病も、不規則な生活をしていて慢性的な睡眠不足の人がかかりやすいと言われています。どんなに忙しくても、睡眠はしっかりとったほうがよいということです。

また、糖尿病になると、神経症、網膜症、腎症といった合併症だけでく、アルツハイマー病にかかるリスクが健康な人と比べて4.6倍も高まると言われています。食べすぎやオーバーカロリーな食生活はNGであり、特に太る原因となりやすい夕食は軽めにしておくことです。食べてすぐ寝ると睡眠中も胃腸が消化のために動かざるを得ず負担がかかるため、睡眠3時間前には食べ終わっておくなど、睡眠中は内臓が休まるようにする。

血糖値が急激に上昇しないよう、いきなり炭水化物を食べるのではなく、野菜や肉魚などを食べてからごはんや麺を食べることで、血糖値の上昇スピードを緩やかにする。よく噛むことも血糖値の急激な上昇を抑え、満腹中枢を刺激して食べすぎを抑えることにつながります。

さらに、寝たきりの原因となりやすい骨粗しょう症。高齢になるほどカルシウムは不足しやすく、骨粗しょう症が進行して、ある日転倒して骨折するということが起こります。そして治療で入院している間に急速に筋力が衰え、歩けなくなって要介護となる、というパターンは少なくありません。

そこで年齢が高くなればなるほど、カルシウムの豊富な食品を積極的に摂り、適度に日光にあたってカルシウムの吸収に必要なビタミンDの合成を促し、適度に運動してカルシウムの骨への沈着を助けるとともに筋力を維持することで、骨粗しょう症を防ぐ生活を心がけることです。

そしてこれらは、介護状態になるかならないかという以前に、健康でアクティブで充実した老後を送るための基盤となる生活習慣ではないでしょうか。
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