オーストリア

ウィーン近郊のワインと温泉の街バーデンへ一日旅(2ページ目)

ウィーン南方26kmの距離にあるバーデンは、ワインの産地であるとともに、温泉の街としても有名です。ハプスブルク皇帝や貴族たちの保養地として発展したこの地の魅力を解説します。ウィーンからは気軽に日帰り旅行も可能ですので、日程に余裕があればぜひどうぞ!

ライジンガー 真樹

執筆者:ライジンガー 真樹

オーストリアガイド


お腹がいっぱいになったら観劇の夕べを

バーデンの劇場

外観は古風なギリシャ神殿風でも、内部はバリアフリー

ホイリゲで素朴な家庭料理と絶品ワインをいただいたら、次は劇場で優雅に観劇と決め込みましょう。バーデン市の劇場はウィーンの国立歌劇場(オペラ座)ほど大規模はないものの、上品で華やかな雰囲気の中で芸術観賞を楽しむことができます。バーデンは比較的保守的な街ですので、男性も女性も少しフォーマルな装いで赴けば気後れせずに済むでしょう。時期によりオペラ、オペレッタ、ミュージカル、オーケストラにバレエなど、上演される種目・演目が異なるので、詳しくは公式ウェブサイトで事前にご確認ください。

<DATA>
Bühne Baden(バーデン劇場)
住所:Theaterplatz 7, A-2500, Baden

一日の締めくくりはカジノで

せっかくオーストリアまで来たのですから、夜はこちらの富裕層の娯楽に触れてみるのも一興でしょう。このバーデン市のカジノは入場料無料ですが、18歳以上の証明としてパスポートやIDの提示を入り口で求められます。またドレスコードとして、女性はイブニングドレス、男性はジャケットやブレザーの着用が勧められています。急な予定で立ち寄った際には、ジャケットの貸し出しもされているので、フロントで尋ねてみて下さい。

<DATA>
■Casino Baden(カジノ・バーデン)
住所:Kaiser-Franz-Ring 1,A-2500, Baden bei Wien
営業時間:15:00~3:00(12月24日は休業)


バーデンは温泉の街ですが、魅力はそれだけに留まりません。今回紹介したアクティビティ以外にも、ベートーベンハウスや皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の博物館といった芸術分野、サイクリングやロッククライミングなどの自然と親しむスポーツ、近郊にある要塞廃墟といった遺跡巡りなど、多様な過ごし方ができます。ご自分の旅程と希望に合わせて、ぜひユニークなプランを組んでみてくださいね!
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