預金金利の見直しは、今後に注目

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日銀のマイナス金利が発表され、週明けの2月1日の金融機関の動きに注目が集まりました。証券会社の普通預金ともいうべきMMF(マネー・マネジメント・ファンド)や中期国債ファンドでは、販売停止のニュースが飛び込んできました。

銀行でも、りそな銀行が2年~5年ものの定期預金金利を年0.025%に、横浜銀行も1年以内の定期預金金利を普通預金と同じ年0.02%に引き下げるなど、金利の見直しが発表されています。

しかし、マイナス金利の適用は、実際には2月16日からということもあり、多くの銀行では金利見直しに慎重になっているようです。

通常、この時期は、ネット銀行などでは冬のボーナスキャンペーンの流れなどで、特別金利の設定をしています。もともと期間限定のキャンペーンですが、このタイミングで募集停止をしたところは、今のところないようです。ただし、金利情勢の急激な変化があった場合、金利の見直しが行われますので、いつ金利が低下してもおかしくない状況であることは理解しましょう。

常時、一般の都銀よりも金利の高いネット銀行の金利をまとめました。預入金額1000円からできるところ、1万円から、10万円からというところ、中には100万円以上、というところもありますが、今後、金利が下がることはあっても上がることは考えにくいので、当面使う予定がない100万円があれば、高金利を享受できる最後のチャンスになるかもしれません。

ネット銀行の預金金利

ネット銀行の預金金利


紹介したなかで、イオン銀行は残念ながら2月5日でキャンペーンが終了してしまいますが、そのほかの銀行では、2月末までの特別金利とするところもあるので、すでに口座を保有している銀行があれば、預け替えを検討してもいいでしょう。

また、今回のマイナス金利によって、預入期間も再度検討を。通常は1年ものと考えていた人も5年など長期の預入期間を選択してもいいかもしれません。1年もので高金利であっても、満期時にはその時点の金利が適用されますので、高めの金利を長く享受するには、5年ものという選択がでてきたと言えるかもしれません。

地銀のインターネット支店は1年もので高金利だが・・・

一方、常時金利が高い地方銀行のインターネット支店。こちらも今回のマイナス金利で即座に金利の見直しはしておらず、年0.4%を維持しています。しかし、前述したように、1年後に満期になった時点の金利が現在より高くなることは考えにくく、満期後の預け先を考えておかなければなりません。その点、同じインターネット支店で、期間の長い定期預金があれば、金利を見比べて、あえて金利0.4%の100万円限定定期ではなく、5年ものなどの定期預金(金利0.35%)に預ける、という選択もあるでしょう。
地方銀行インターネット支店の預金金利

地方銀行インターネット支店の預金金利


また、100万円限定などと上限が決まっているのも、金利0.4%の定期預金の特徴です。もしも100万円はない、逆にもっと預けたい、という場合には、通常の定期預金に預けた方が、有利に運用できます。

100万円あれば、個人向け社債も

個人向け社債は、このところ起債が少なく、利率も魅力的ではなくなっていました。償還期間が3年や5年であれば、定期預金で金利のいいところに預けた方が、安心感があり、なおかつ金利面でも有利であったためです。

しかし、前述したように、この先、定期預金の金利の見直しが始まれば、相対的に個人向け社債の有利性が高くなる可能性があります。もちろん預金のように保護の対象ではないため、格付けや起債企業の信用、業績などに注意する必要がありますが、債券での運用を考えているのなら、検討してみてもいいでしょう。

現在、新発で募集があるのは、「オリックス株式会社第185回無担保社債」で、期間約5年、利率0.415%。額面100円につき100円で、申し込みは100万円単位です。募集は2月9日まで。

今回、MMFが販売停止になった証券会社では、投資資金の受け皿がなくなり、こうした社債に資金が振り向けられる可能性もあります。ただし、やはり起債自体の数が少なく、既発債も数は多くありません。購入も証券会社の窓口(コールセンター含む)となるので、興味がある人は、大手証券会社の情報を見逃さないようにしましょう。

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