月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』。内容はいいと思うのですが、月9史上最低視聴率を記録しそうな勢い。夢を求める視聴者に対し、つらい現実を描く内容が受け入れられないのでしょうか。最終的にはその先にしかない恋愛を描きたいのだと思いますが、そこまで待てない人が多いのでしょう。

 

「さおだけ」から長い

内容面とは別に、21文字と長いタイトルも話題になっています。

長いタイトルは近年、ビジネス書の分野から流行っています。草分けは2005年の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学』。これはまだ二文に分かれていますが、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』になると一文でより長くなり、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』など続きます。

いわゆるラノベも長くなっています。2008年の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』から流行り始めて、現時点で最長といわれている『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。』は54字。

『いつ恋』(略称で呼ぶと親しみが増すのもポイント)が長いのはラノベの影響でしょうか、同じ有村架純主演で映画化された『ビリギャル』からでしょうか。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と似ているという意見もあります。

 

もっと長い連続ドラマがあった

『いつ恋』も長いですが、連続ドラマのタイトルとして最長というわけではありません。1976年から77年にかけて日本テレビ系土曜21時枠で放送された連ドラは長いタイトルをシリーズ化していました。

放送順に
  • 『二丁目の未亡人は、やせダンプといわれる凄い子連れママ』(浅丘ルリ子)
  • 『五丁目に咲いた恋は、絶対に結ばれないと人々は噂した』(栗原小巻)
  • 『三丁目の古寺に、照る日曇る日、恋の雨』(加藤剛)
  • 『八丁目のダメ親父!カンナ・トンカチ・キリキリ舞い』(森繁久彌)
  • 『六丁目のスパルタ寮母さんには、赤いバラのいれずみがあった!』(京塚昌子)
  • 『七丁目の街角で、家出娘と下駄バキ野郎の奇妙な恋が芽生えた』(十朱幸代)
  • 『九丁目、泣いて笑った交差点・女の中の男一匹』(愛川欽也)
  • 『一丁目物語 ゴッドマザーの二度目の青春』(森光子)
  • 『飛び込んだ臨月の女は未婚のすごい美人』(小川真由美)
  • 『華麗なる大泥棒!四丁目の刑事の家の間借人!』(竹脇無我)
  • 『魔女と呼ばれる占い師は自己革命を夢みてた』(池内淳子)
(カッコ内は主演俳優)

最も長いのは『六丁目のスパルタ寮母さん』で29字。ちなみに「丁目」が多いのは、同じ枠の大ヒット作に『2丁目3番地』というのがあったから。
長いタイトルのインパクトは確かにあり第一作『二丁目の未亡人は……』はガイド、いまだに空で言えます。