お金をかけなくても英語を習得できる?

子どもの頃から、英会話に苦手意識を持ったまま大人になって数十年。「今年こそ英語を」と手帳に目標を書いても、ラジオ英会話を始めてみても、何をしても一向に長続きしなかった私が、ひょんなことから英会話を好きになり、意思の疎通には困らなくなりました。

日本にいながらお金をかけずにできることばかりなので「時間がない」「お金がない」、でも「英語を話せるようになりたい」と思っている人の参考になれば幸いです。

ただし、最初に言っておきますが、私の英会話レベルはまだ中級レベルですから、それなりに話せる人にとっては当たり前のことすぎて、私の話は役に立たないでしょう。「最初の一歩を踏み出したい」「苦手意識を克服したい」という方に、私のささやかな体験をシェアさせていただきます。以下が、お金をかけずに英会話を身につける10のコツ です。

その1「達成イメージを明確に描く」

海外のレストランで美味しいものを食べたい

海外のレストランで美味しいものを食べたい

苦手なことを克服するには、重い腰を上げるきっかけが重要です。「~~すべき」という義務感を抱えて始めるよりも、「こんなことができるようになったらいいな」という、ワクワクする達成イメージを具体的に思い描いた方が、楽しくゴールを目指すことができます。

今回、私が英語をふたたび学び始めたきっかけは、20年ぶりに旅行したイギリスで、レストランの店員さんと会話をする勇気が持てずに、毎日サラダやオムレツばかり食べていたことでした。帰国後にそれを後悔して、「次回、海外旅行に行くときには、店員さんおススメの美味しいものをたくさん食べる」というのが、私の英会話達成イメージとなりました。

いま思うと、何ともささやかで単純な動機ですが、行動を起こすにはそれで十分でした。英語が話せたらしてみたいことを、なるべく具体的に思い描いてみましょう。

その2「英語のシャワーだけでは上達しない」

実は、このイギリス旅行に行く前にも、自分なりに英語にチャレンジをしていました。英語のラジオやテレビ番組に触れる時間を増やして、英語のシャワーを浴びるようにしていたのです。しかし、旅先ではほとんど役に立ちませんでした。

英語のシャワーを浴びる(英語を流しっぱなしにしている)状態は、たしかに英語に耳が慣れるのですが、結局のところ、単語の意味を知らないことにはいくら聞いても内容を理解することができません。リスニングの練習をするのなら、一度音読をして内容を理解した英文を何度も聞く方がよほど効果があります。

その3「スカイプ英会話を利用する」

スカイプ英会話がお勧め

スカイプ英会話がお勧め

いくら苦手だったとはいえ、高校受験、大学受験と相当時間勉強したにもかかわらず、旅先で料理すら満足に注文できない英語力。これを克服するには、脳ミソのどこかにしまいこまれた英単語を、上手に引き出す訓練が必要です。

とはいえ、仕事や家事があって定期的にレッスンに行く時間は取れないし、お金もできるだけかけたくはありません。そこで選んだのが、近年流行しているスカイプ英会話でした。

スカイプは、インターネット回線を使ったテレビ英会話システムです。このスカイプを使えば、24時間無料で世界中の人とパソコン上で顔を見ながら、会話をすることができます。

私はいくつかあるスカイプ英会話の会社のなかから、レアジョブを選びました。レアジョブの先生たちはすべてフィリピン人。拠点をフィリピンに絞っているため、レッスン料が安いのが特徴です。当初は発音が心配でしたが、発音のきれいな先生が大勢いるので問題はありません。最初2回まで無料レッスンが受けられ、オンライン上で先生の自己紹介が音声とともに公開されているので、受講前に先生の発音を確認することも可能です。また、日常英会話からニュース記事の長文読解など、レベル別、目的別に幅広いコンテンツが用意されているので、自分の進歩を感じながら受講できる点もいいでしょう。

最近はほかに何社も類似の英会話スクールがありますし、無料体験できるところもあるので、何社か比較してみるといいと思います。
 

その4「毎日続ける仕組みを作る」

英会話も家計管理もそうですが、なかなか続けにくいのが悩みどころです。そこで、毎日当たり前のように続けられる仕組みを作ることが重要になります。

私の場合、スカイプ英会話は25分のマンツーマンレッスンを毎日1レッスン受けられるコース(月額6780円)を選んでいました。そこで、お気に入りの先生をあらかじめ10人ほどリストアップしておき、レッスンが終わった直後にすぐ翌日の予約を入れるようにしていました。こうすることで、毎日歯磨きをするかのごとく、毎日当たり前に英会話レッスンを受講する習慣がつきました。

その5「応援してくれる先生を見つける」

先生にもいろんなタイプの人がいます。そこで、テキストのレッスン内容に応じて、家事や子育てがテーマときには共感できそうな主婦の先生、ビジネスや経済ニュースがテーマの時には、金融用語にも詳しいビジネス経験豊富な先生というように、内容に会った先生を選ぶようになりました。

でも、一番大きかった存在は、私の夢や目標を理解して応援し続けてくれる先生の存在です。「最近の仕事はどう?」「着実にステップアップしているわね」「きっと大丈夫。がんばって」とレッスンのたびに励ましの言葉をかけてくれる先生の存在は、期待以上の大収穫でした。

その6「SNSでつぶやいて英会話友達を作る」

フェイスブックなどのSNSの活用も、モチベーションの維持にとても効果があります。SNSで「英会話100レッスン達成しました」などとつぶやいていると、「どこの英会話レッスンをやっているの?」「私も始めました!」など、英会話に興味を持っている友達がコメントをくれるようになりました。同じ目標に向かって頑張っている人の存在は、続けるうえでの大きな励みになります。

その7「3カ月ごとにプチ目標を設定してマンネリ打破」

3ヵ月ごとにゴールを設定

3ヵ月ごとにゴールを設定

毎日レッスンを続けていると、どうしてもマンネリ化してきてしまいます。すると、同じレッスンを続けていても集中力が途切れたり、予習がいい加減になったりして、成長が鈍化してしまいます。そこで、基本的なレッスン習慣が身についた後は、3ヵ月ごとに小さな目標を設定するように心がけました。

「外国人がたくさん来ているお店やイベントに出かけてみる」「日本語字幕ナシで映画を見てみる」「アメリカからネット通販してみる」「試験を受けてみる」「ペーパーバックを読んでみる」「海外旅行に申し込む」など、いろんなやり方があります。達成感を感じつつ、楽しみながらステップアップしていきましょう。

その8「スマホアプリを活用して学習時間を増やす」

スマホアプリでどこでも学習

スマホアプリでどこでも学習


学習期間が長くなると、理解できるスピードが少しずつあがってきます。スカイプ英会話の予習復習にもほとんど時間が不要になるので、ほかの教材もいろいろ試す余裕が出てきます。

おススメは、いつでもどこでも携帯しているスマートフォンの活用です。無料、安価で利用できる優れたアプリがいくつも出ているので、ご紹介しましょう。
  • 6 Minute English(0円)
イギリスのBBC放送作成の英語学習アプリ。毎週1回、6分間の英語音声がダウンロードできます。6分間と短いので、歯磨きや家事をしながら、ちょっと聞くのに向いています。

TEDiSUB(240円)
プレゼン動画TEDを見られるアプリ。このアプリでは、TEDプレゼンを日本語字幕、英語字幕、2つ同時に見ることができます。TED動画をダウンロードできるので、Wifi環境のない外出先で学びたい人にも向いているでしょう。

LissN(初月無料、2か月目より360円/月)
日経の主要ニュースが月~金の毎朝5本届きます。すべての記事に英語音声が用意されているため、リスニングの学習ができますし、英語と日本語で本文を読むことができます。英語をビジネスに使いたい方にお勧めです。
 

その9 YouTube動画を英語検索

英語の音声に耳が慣れてきたら、インターネットを英語検索で使ってみましょう。日本語で検索していると基本的に日本人が日本人向けに発信した情報が検索対象になりますが、英語で検索するだけで、世界中の人が発信した情報に検索対象を広げることができます。

例えば、この原稿を執筆している現在、YouTube動画で「猫」を検索すると、90万回再生の猫動画がトップにきますが、「cat」と英語で検索すると、8470万回再生の海外の猫動画が上がってきました。英語検索をするだけで、いつもの日本語検索では見つからないたくさんの動画に出会うことができるでしょう。

その10 英語で情報発信

英語は道具。ある程度基礎力が身についてきたら、あとは使う頻度を増やしていきましょう。道に迷っている外国人に声をかける、ボランティアガイドにチャレンジしてみるなど、コミュニケーションの機会が増えるほど、自然に英語が使えるようになります。

 また、ブログやツイッター、フェイスブックなどのSNSを使って、英語で情報発信するのもいいでしょう。自宅にいる時間、移動時間を使いながら、海外の人とも手軽につながることができます。

まとめ

以上、お金をかけずに英会話を身につける方法をお伝えしました。

私の場合、1日当たりのコストは200円あまりで約500日間スカイプ英会話を継続した結果、20年以上抱えていた劣等感から解放されて、「海外旅行先で美味しいものを食べる」という目的を達成することができました。

また、当初予定すらしていなかった大学院受験も、英語を学んでいたおかげでチャレンジし、無事に合格することができました。今後は、研究に、仕事に、英語を活かしていきたいと思っています。総額10万円をかけた英会話学習費用はすぐに回収できることでしょう。

いつか英語を身につけたいと思っている人へ。いまから始めれば、東京オリンピックには余裕で間に合います。皆さんもお金をかけない英会話、チャレンジしてみてはいかがですか?

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