SNSで嫌われないためのコミュニケーションのススメ
出会いや人脈のため……とたくさんのSNSを駆使している人もいますが、マナーはちゃんと守れていますか?
なぜなら、社会人にとってのSNSは、コミュニケーション手段であり、プロモーションの手段でもあります。より仕事が円滑になるように、用途によって使いこなせなければならないものになりつつあります。しかし、実際には、若さで許されていた「学生気分」が抜けず、大人になっても「自分の日記や思いつき」を自由に書き込んでしまうくせが抜けない人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、大人のコミュニケーションとしてのSNSの簡単な使い方をお伝えしていきます。
1.読んだ人がためになる情報を足してみる
あまりにも個人的な情報だと正直反応に困る……と思われるかも。
たとえば、ただ手料理の写真をアップするのではなく、「盛り付けのコツは○○」「時短で作るコツは○○」を添える。もしくは、自分の失敗談を「つらかった!」と書いて終わるのではなく、「こうすればよかったんだと気づいた!」などと自分の経験からのアドバイスで結ぶなど、読んだ人があなたの記事を読んで「へえ、ためになったな!」と思ってくれるような内容を意識して書いてみてください。そうすれば、失敗談だって最高の「プレゼント」になるんですよ。
ぜひ、自分のつぶやきややりたいことを一方的につぶやくのではなく、記事の中に「プレゼント」となる情報を入れられるように心がけてみてください。
2.自慢話をしたいときは「○○さんのおかげ」に
たとえ「ためになる情報」を発信していたとしても、それが自慢になっていたらNGです。自慢を書いてばかりになってしまうと、「この人、自己顕示欲強すぎる!」「どれだけ人気者になりたいんだよ!」と思われてしまいます。自分が主役の話をしたいときは、注意です。もし、自慢話に思われそうだけれどぜひアップしたい内容だった場合は、こんなテクニックを使ってみてください。
「○○さんのおかげで、○○することができました!」、「○○さんに教わったことを試したら○○することができた」など、別の人を主役にしたり、別の人を立てた書き方にすれば、いやな感じがしませんよ。
3.なんでもかんでもアップしない
この情報は投稿すべき? 一度周囲の立場になって、考えてみて。
職業によっては仕事が広がることもあるかもしれませんが、この人って頭の中に浮かんだことを次から次へと考えなしにアップしてしまう人なのかな、というふうにも見えかねませんよね。そうすると、関わりを持つと自分とのことまでつぶやかれてしまうかも……と不信感を抱かれたり、「口が軽そう!?」というような悪いイメージにつながってしまうこともあります。
4.自分の投稿に対する「反応」をもとめすぎない
更新しすぎの人は、周囲からの「いいね!」などの反応に対して中毒状態になっていることが多く、どんどん周囲からのよい反応を求めてしまいがちなのも考えものです。当然ですが、まわりの反応に一喜一憂するのもNG。くれぐれも、SNSに踊らされないよう注意してくださいね。5.出しゃばらず、残すのはポジティブな反応だけ
これらを読んで「なんだか面倒臭いな」と思った人もいるかと思います。だからと言って、「SNSはやりたくないんです!」「友達登録しないでください!」というのもなんだかノリが悪い印象もありますし、当然、拒否された側はいい気がしないものです。そこで、オススメしたいのは「ロム専」です。そう、ただ読むだけ! 登録だけしておけば、とくに投稿やコメントをマメにしなくても、友達としてつながっている感じがするので、まず嫌われることはありません。この状態が一番ラクで、相手と良好な関係を築ける手段だと私は思います。
また、自分から記事やつぶやきなどの投稿はしなくても、「いいね!」や「リツイート」などのポジティブなアクションをしていれば、アクティブなアカウントであり、かつ好印象な人物だと思われるはずです。
6.書きたいことだけ書きたいなら、非公開か友人限定に
ポジティブな反応をさりげなくする、フラットな立ち位置が一番。
日記としてただ日々の出来事を残しておくものとしてSNSをやりたい、というひとは、SNSの公開設定を変えてみてはどうでしょうか。
・自分だけしか見えない設定にする
・特定の人だけ見える設定にする
……など、オープン、セミクローズ、クローズを使い分けられるような物差しを自分で身につけることが、嫌われないSNSの使い方のポイントです。実はこれ、コミュニケーションマナーの基本でもあるんですよ。
ただし、設定を間違えてひどい投稿をしてしまったり、別アカウント(裏アカ)に投稿するはずが仕事用のアカウントに……などという間違いにはくれぐれも気をつけてくださいね。