梅の盆栽の魅力
梅の盆栽の育て方・花が終わった後の剪定・植え替えの基本
盆栽でも1~3月は梅の開花を楽しむ季節です。鎌倉時代にはすでに梅盆栽を楽しんでいたようで、長い歴史があります。今回は、梅の盆栽の育て方として、花を楽しんだ後にやるべき「枝の剪定」のやり方を紹介します。
こちらは冬至梅(トウジバイ)の盆栽の写真です。関東では年明けに咲く早咲きの品種です。白い花と独特の梅の香りが楽しめます。こうして開花した姿を見ると、一鉢は持ってみたくなる魅力がありますね。
一本の木に見えますが、実は2種類の品種が接ぎ木という仕立て方で一株になっています。紅白でとても華やかですよね。
すぐの樹高10センチ程度の小さな苗木です。店頭価格も2,000円以下の比較的お手頃なもの。花は薄いピンク色です。
理想は、来年も樹高10センチ程度の小さなサイズで花を楽しむということ。梅はどんどん枝を伸ばす樹種ですので、サイズを保ちつつ花も楽しむためには、花後すぐに枝を短く切る「花後剪定(はなごせんてい)」をすることがポイントです。
梅の盆栽の剪定…花が終わった後の手入れ
どこで切るかといいますと、写真左下の枝をよく見ると、緑色の枝と茶色の枝の境目あたりに、小さな茶色の葉になる芽があるのが分かります。赤い丸で印を入れたところです。この芽を残して、そのすぐ上で枝先を切ります。出来る限り下にある葉芽の上で切る
梅の盆栽の植え替え…タイミングと新しい鉢への植え替え方法
コンパクトになった梅は根をほぐして、新しい鉢への植え込みの準備です。このように、梅を春先に植え替えをする場合には、木への負担を最小限にするために、葉が出ないうちにやるべきです。
春~秋の生長期には十分直射日光に当て、肥料もやって元気にすくすく育てたいと思います。
そうすれば、来年の1~2月頃には小さな梅の盆栽でお花見が楽しめます。
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