国際ブランド付きプリペイドカードとは?
au WALLETプリペイドカード、ソフトバンクカード、おさいふPonta。MasterCardやVisa、JCBのロゴがありますが、これらは全てプリペイドカードとなります。プリペイドカードとは、事前に入金(チャージ)した範囲内で利用できるもの。Suicaやnanaco、WAONを思い浮かべるとわかりやすいですね。Suicaやnanaco、WAONとの大きな違いは利用できる店舗数です。これらの電子マネーは、それぞれの電子マネーが対応しているお店でなければ利用できません。現時点では日本国内の数十万加盟店といったところです。
しかし、au WALLETプリペイドカードやソフトバンクカード、おさいふPontaは、MasterCard加盟店、Visa加盟店、JCB加盟店で利用でき、世界中の数千万加盟店で利用することができるのです。
国際ブランド付きプリペイドカードはお得なの?
では、国際ブランド付きプリペイドカードはお得なのでしょうか? 国際ブランド付きプリペイドカードの還元率は高くて0.5%、一般的には0.25%といったところです。WAON、楽天Edyなどの非接触型電子マネーの還元率は一般的に0.5%、nanacoになると1%ですから、国際ブランド付きプリペイドカードがお得というわけではありません。さらに、クレジットカードになると、年会費無料のREX CARD Liteでも1.25%還元、リクルートカードで1.2%と、年会費無料のカードでも1%を超えるものが増えています。既にクレジットカードを保有している人が、プリペイドカードを保有するメリットはほとんどありません。
クレジットカード、国際ブランド付きプリペイドカード、非接触式電子マネーの比較
国際ブランド付きプリペイドカードはどんな人に向いているの?
国際ブランド付きのプリペイドカードの最大のメリットは、審査が不要という点です。事前にチャージしているため、「この人は支払い能力があるんだろうか?」というような審査が必要ありません。従って、0歳から持てるのが国際ブランド付きプリペイドカードとなります。ただし、au WALLETプリペイドカードやソフトバンクカードはキャリアの制限で12歳以上となるので注意しましょう。どんな時に便利なのか。例えば、子どもが塾や習い事に行く場合を考えます。少し大きくなるとお金を持たせる事もあるかと思います。そんな時に、お金ではなく国際ブランド付きプリペイドカードの「おさいふPonta」を渡しておきます。コンビニでちょっとした買物はできますし、保護者がお金を渡しそびれたとしても、気がついた時点でスマホでチャージすることもできます。
さらに、使った金額などがメールで送られてくるため、どこでいくら使ったのか、残高なども把握することができ、現金を渡すよりも安心・便利ですね。
おさいふPontaの確認メール
その他、チャージした金額しか利用できませんので家計管理が苦手と思っている方、メールが届くことを利用して高齢者の見守りとして使うなど、色々な使い方ができるでしょう。
将来的には、お年玉をプリペイドカードでという可能性もありますね。そうなったら、お正月に合わなくてもお年玉を請求されるかもしれません…。