私が過去に息子と娘の高校受験で実際に行って効果が出たものをご紹介します。親子で話し合ってみて「これいいな」と思ったものを取り入れてみてください。
1.消しゴムは3個用意する
消しゴムは3個準備しよう
消しゴムはいつも使っているもので解答用紙が破けたり痛んだりしにくいものを選んでください。試験当日はどうしても肩に力がはいります。解答を消す時は落ち着いて左手でしっかり紙を押さえてください。
ちなみに私はシャープペンシルより鉛筆を提案しています。シャープペンシルでもいいですが細すぎる芯は避けましょう。
2.学生服で模擬の試験体験をする
受験の時に学生服で受けるなら1度その格好で数学や英語の過去問に挑戦してみましょう。試験勉強はラフな私服、試験当日は少し窮屈な学生服では緊張してしまいます。もし当日に上着が脱げるなら脱いだ方がいいです。確認してみましょう。思考と行動は連動します。よいアイデア、連想力は自由が利く時の方が出やすいです。ローマの哲学者は歩きながらがら考えたぐらいです。
あと試験当日の靴下は新品をはくのがいいです。気が引き締まりますから。
3.試験と同じ順番で過去問をこなす
試験日近くになったら志望校の過去問を行いましょう。過去問はすでに何回かしたはずです。ですからきっと解きやすいでしょう。志望校の問題をスムーズに解いているイメージ…これはとても重要です。過去問を行う順番も試験当日と同じ時間割で同じ順番でするのもおすすです。その行動が、疑似体験で大きな自信の源になり不安が解消されやすくなります。4.深呼吸の練習
呼吸が浅くなると緊張します。胸式呼吸ではなく腹式呼吸をしましょう。その方法は簡単です。家を出るときに玄関でしっかり立って、ふーと10秒かけてゆっくり息を吐きます。目をつぶってもいいかもしれません。吸うときは鼻から吸いますがこれもゆっくり行ってください。これを3回しましょう。これでかなり落ち着くはずです。試験会場について椅子に座っても同じことをしてください。場に慣れやすくなります。5.試験当日の朝の食事
私の家は、試験の日や大切な日は我が家は朝食はカレーにしています。ではなぜカレーか?カレーに含まれる成分は頭が活性化する、と聞いたからです。そして同じものを食べると緊張がなくなる、これを「ルーティーン・ワーク」と言います。人は同じことを繰り返している時は緊張しにくくなります。例えば初めて行く場所や乗り物は緊張しますが、家の車や家に帰った時どこに何があるのか熟知しているのであまり緊張しませんよね。むしろリラックスできるはずです。食べ物にもその効果を持っています。少しでも緊張をなくしてあげたかったので、わが家ではカレーでした。イチロー選手もこの法則、使っていますよ。
6.玄関でのおまじない
親が最後にできる受験のお手伝い、それは玄関で「大丈夫!これだけ努力したからね。今日はおいしい晩ごはん、腕によりをかけて用意しておくから思いっきり受験を楽しんでおいで」と言って、握手でも肩をもむでもいいので親子の気持ちの交流をしてあげてください。野球選手もそうですが、この一声がその選手の大きな潜在的な可能性を発揮します。昔、ある有名な甲子園常連校の監督から、こう聞いたことがあります。
1対0で負けている9回2アウト。監督は「よし一発狙え、お前ならできる」と言って肩を叩いて送り出したら、その選手は初球をいきなりレフトスタンドに放り込んだそうです。バッターがベンチを出るときと子どもが玄関を出るときは同じ心境だと思います。親が元気に明るく送り出すのです。
7.試験会場での心構え
トイレには試験後の休憩時間に毎回行きましょう。緊張するとトイレに急に行きたくなることがあります。またトイレに行かないときも、休憩時間は1度教室から出ましょう。教室の外は空気が違います。外の新鮮な空気を吸って気分を一新して、次の教科にのぞみましょう。自分で自分の肩や頭を軽くマッサージしてあげてください。8.合格のおまじない
合格感謝の文字を書こう
それを机の前に張って勉強前に毎日声を出して読みましょう。意識が一気に、自信や期待の方に向き、集中して勉強できます。トイレや玄関、冷蔵庫の扉や、以前記事で書いた実際に志望校の校門の前で撮った写真の横に貼るのもいいでしょう。
試験前日にそれを綺麗に折り目正しくたたんで、お年玉袋のようなものにいれます。それを枕元に置いて寝ましょう。当日は胸ポケットに入れて試験会場に行きましょう。もし少し緊張したらその胸に手を当てましょう。深呼吸も一緒にするといいです。そして、自分が見事合格して家族からどう賞賛されるかな、学校の担任の先生や友達がなんと言ってお祝いしてくれるかな、とイメージしてください。
順不同で解説いましたがこの親子の準備力が気持ちの余裕を生むと思います。親子でたくさん準備してホームランを打ってくださいね。