鈴木雅明(指揮) J.S.バッハ:ミサ曲BWV233、234、ペランダ:ミサ曲イ短調

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■レコード会社からのオススメコメント
BCJのルター派ミサ曲第2弾。バッハのミサ曲イ長調は管楽器パートに2本のフルートのみが用いられる牧歌的な雰囲気漂う作品。ミサ曲ヘ長調は、ヴァイマル時代に書かれたとされている「キリエ―キリスト、汝神の子羊よ」BWV233aを改訂し、グローリアの各楽章もすべて旧作の転用によって構成された作品です。最後のペランダは中・北部ドイツの同時代の作曲家にも大きな影響を与えた作曲家のひとりでバッハの作品を理解するうえでも重要な作曲家です。

■ガイド大塚の感想
非の打ち所ないバッハ・コレギウム・ジャパンによるルーテル・ミサ。絡み合う2本のフラウト・トラヴェルソの上をソプラノが舞い歌う天上的な美しさのイ長調、楽器が増え華やかさの増すヘ長調(オーボエのソロも光る)。ペランダも過剰ではなくフーガ、装飾的な掛け合いなど盛り込まれ、爽やかに魅力を伝えている。


『これがポスト・クラシカルだ!』

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■レコード会社からのオススメコメント
今、欧米で静かなブームを呼んでいる『ポスト・クラシカル』は、伝統的でアカデミックな作曲技法を習得したクリエーターによる、美しくアコースティック的なサウンドを用いながら、エレクトロニカ(電子音楽)の手法も取り入れた、現代的な感覚を持つアーティストたちの音楽。そんなポスト・クラシカルの代表的なアーティストのお薦め作品をたっぷり収録した格安お試しコンピレーションCDです。

■ガイド大塚の感想
ヴィヴァルディの『四季』を分解しミニマルに再構築したマックス・リヒター作や、弦楽器が車のエンジン音を再現するレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド作など、クラシックを、エレクトロニカの技術・方法論と幸福に融合させた作品たち。クラシックの時代とは違う、現代のクールな感覚は違和感なく体に響く。
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偉大なるショパン・ピアニストたち ~ショパン・コンクール優勝者(1927-2010年)によるショパン録音集(11CD)

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■レコード会社からのオススメコメント
2015年のショパン国際ピアノ・コンクールも興奮の内に終了。また新たな才能が大きな賞賛とともに輝かしい世界へと歩み始めました。このボックスには1927年の第1回コンクール優勝者から2010年の第16回コンクールまでの全てのコンクールにおける覇者たちによるショパン演奏が収録されています。11枚組のコンパクトなひと箱ですが、80年以上にもわたるショパン国際ピアノ・コンクールの歴史とともにショパン演奏の変遷を辿ることができる興味深い企画です。

■ガイド大塚の感想
これは面白い企画。第1回の優勝者で、後にオイストラフとのコンビで名声を得るオボーリンから現代でも遜色ない演奏に驚かされ、ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマンは別格として、該当者なし時代の2位も収められていて楽しい。それにしてもやはり改めて聴いて感銘を受けるのはブームとなったブーニンだ。伝説の「猫のワルツ」の超高速演奏、ピアノを弾くことが楽しくて仕方ないといった「英雄ポロネーズ」の演奏など、音楽にとって解釈や技術よりも大切な何かを教えてくれる気がする。


ホロヴィッツ(ピアノ) ヒストリック・リターン50周年リリース

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■レコード会社からのオススメコメント
公の演奏活動から一切身を引いたホロヴィッツが、1965年5月9日、12年ぶりにリサイタルを開催。ライヴ収録・発売され、伝説的な名盤となった。それから50年経ち、最新のDSDマスタリングによるSACDハイブリッドで新たに蘇る。コロンビアから発売された最終編集版と、コロンビアが演奏会当日に収録したままの無修正版を収録。さらにブックレットにも初出時のライナーを始めとする資料性の高いライナーノーツを掲載し、この20世紀に残る音楽イベントの一つを振り返る。日本独自企画。

■ガイド大塚の感想
ミスが別テイクに差し替えられた当初の盤と、ミスタッチの多い実際のライヴ盤を高音質で比較できる。修正版はミスしても超然とした完成度の高い盤だが、本当の演奏は焦りや意欲的表現などあり、人間ホロヴィッツを感じられ、ミスが音楽の価値を毀損するものでないことが分かる。それにしてもスクリャービンの夢見心地のような音色・音楽世界、ショパンでの柔らかさ、突き上げるような凛々しさなど、表現の多彩さ深さはさすが超越したものがあり感動的。
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