今年のムダづかいは今年のうちに振り返ろう
ムダづかいを振り返ってみよう
私もやっぱりムダづかいをいくつかやってしまいました。お金の専門家なんていっても、買い物の失敗をゼロにすることはできません。使うと思ったのだけれど、買ったあとはさっぱりだった、なんて買い物は誰でもあるはずです。
2015年の失敗はぜひ2015年に振り返っておきましょう(年を越してもせいぜい2016年の1月のうちにけじめをつけておきましょう)。
買い物の失敗を直視しなければ、いつまでも失敗を繰り返すことになります。しかしマネーハック的発想からは「反省だけで終わるのはムダ」とあえて言い切ってみたいと思います。
大事なことは「反省のその先」なのです。
ムダづかいを反省してもお金はもう戻ってこない
当たり前すぎる事実を確認しますが、「どんなに反省してもお金はキャッシュバックされるわけではない」はずです。私が家計簿や家計管理の必要性を講演するとき、必ず言うのが「反省ばかりする必要はない」ということです。反省を強いられるようでは家計簿をつけるモチベーションが起きません。やる気がなければ家計簿は続かないことでしょう。
もし、反省をしっかりすれば、その何割かがキャッシュバックされるのであれば、我々は殊勝な気分になって反省をひたすらすべきです。しかしそんなしくみはどこにもありません。国がキャッシュバックしてくれるはずはないし、お店やクレジットカード会社が反省を認めてムダづかいを半額返してくれることも絶対にありません。
だとすれば、「ほどほどの反省」で止めておいて、「反省のその先」のことを考えるべきです。
「反省のその先」というのは、来月あるいは来年のあなたのムダづかいを減らすことです。
そして、「反省のその先」に効果が現れれば、過去の失敗はムダではなくなるのです。