ドバイで現地ならではの文化体験ができる「SMCCU」

ドバイ政府のお墨付き文化体験、「SMCCU」とは

ドバイ旅行をする際に、高級リゾートやショッピングモール、イメージどおりのドバイを楽しむのはもちろんのこと、その歴史やイスラム文化についても理解を深めると、滞在がより素敵なものとなるはず。そんな文化体験が気軽にできるプログラムで、シェイクモハメッド殿下後援団体であるSMCCU（シェイクモハメッド・センター・フォー・カルチュラル・アンダースタンディング）が主催する文化体験ツアーをご紹介します。

イスラム教について学べるジュメイラモスク・ビジットツアー

イスラム教についての理解を深めるのにおすすめなツアーが、この「ジュメイラモスクビジット（Jumeirah Mosque Visit）」です。礼拝の仕方から、イスラム教徒の人生において義務的な行為となる5つの柱（信仰告白、礼拝、断食、巡礼、喜捨）についてまで、イスラム教の基礎をしっかりと学べる観光客向けのツアーです。

ジュメイラモスクは、ドバイ初の異教徒も入れるモスクとして多くの観光客を受け入れてきた場所。プログラム開催日程は、土曜日～木曜日の9：45（モスク内に入場）となり、12歳以上の参加者は1人10ディルハム（約320円）が参加費となります。SMCCUの他のツアーの料金が何度か値上がりする中、この場所はSMCCUの要となるプログラムとして長年値上げせずに世界中の観光客を受け入れています。

現地に集合し、その場で参加費用を支払うスタイルですが10名以上のグループは事前にSMCCUまでご連絡ください。モスク内やモスクを背景に写真を撮影する場合には、アラブの民族衣装アバヤや素肌などを露出しないイスラム教を尊重した服装を着用することが原則となっています。

バスタキヤ地区の文化遺産ツアー

ドバイの文化遺産であるバスタキヤ地区を英語ガイドの案内のもと、ゆったりお散歩しながら見学するツアーです。イランにバックグラウンドを持つお金持ちが当時住んでいた、ウィンドウタワー（構造上灼熱のドバイでも自然の風を部屋に取り入れエアコンの様な機能を備えた建築設計が特長）が美しい景観のまま保護されている地区です。

55軒以上のローカルハウスが保護され、ホテル、アートギャラリー、レストラン等としても運営されているエリアを散策した後は、近くにあるSMCCU会館で、アットホームな雰囲気の中、質問やおしゃべりが楽しめます。ドバイならではのおもてなし、アラビックコーヒーと紅茶が現地の特産物デーツ（ナツメヤシの実）とともにいただけるこのプログラムは、予約が必要なツアーとなりますので、お電話で事前にご予約を忘れずに。

プログラム開催日程は、土曜日は9：00～10：30、日、火、木曜日は10：30～12：00の90分。参加費は1人65ディルハム（約2,080円）となります。

現地の朝食・昼食文化体験

SMCCUの文化体験の中で、一番人気のプログラムがこちら。現地の食事を現地のスタッフの説明を受けながら、地べたに座っていただくドバイスタイルの食事体験です。ドバイで出されるアラブ料理は、トルコやレバノンなど現地のものでないことが多いのですが、ここは本場本場ドバイのローカルフードを味わえるということもあって、とても人気なプログラムです。

昼食は毎週日曜日と火曜日の13：00～/1人90 ディルハム（約2,880円）朝食は毎週月曜日と水曜日の10：00～/1人80ディルハム（約2,560円）。ブランチは、土曜日の10：30～/1人100ディルハム（3,200円）。現地の方たちとのおしゃべりを通して、ドバイの食文化について詳しくなれるかも。

こちらで、ご紹介したツアー以外にもSMCCUでは、ラマダンの時期のイベントをはじめ様々な文化イベントが企画されていますので、ホームページをご確認ください。SMCCUのツアーは、全て英語で行われますが英語を母国語としない観光客が世界中からこのツアーに参加していますので、ガイドもゆっくりと分かりやすい英語でお話ししている様に感じます。

＜DATA＞
■Sheikh Mohammmed Centre for Cultural understanding（SMCCU）
所在地：バスタキヤ地区　ハウスナンバー26
アクセス：ドバイ国際空港から車で15分程度（交通状況にもよる）
メトログリーンライン：Al Fahidi（アル・ファヒディ）駅から徒歩約10分
TEL：＋971-4-353-6666
FAX：＋971-4-353‐6661
※料金や開催日程は、予告なしに変更もございます。参加する際には
ホームページや予約時に詳細をご確認ください。