3/3 金沢の味を堪能できる、「老舗」が手掛ける絶品カフェ [金沢の観光・旅行] All About

金沢の味を堪能できる、「老舗」が手掛ける絶品カフェ(3ページ目)

北陸新幹線開業を機に個性的なカフェが続々オープンしている金沢。真新しさも手伝ってついついそちらに目が向きがちですが、金沢が誇る豊かな食文化を継承してきた老舗和菓子店や食材店が手掛けるカフェも見逃せません。伝統美が息づくしつらいに、培ってきた伝統の味をモダンに昇華させた料理や甘味。そこに金沢流おもてなしが加わって、老舗の風格を漂わせつつも気兼ねなく寛げる空間は日常を忘れ、贅沢なひと時を過ごせます。

明治時代の優雅な空間で、小豆×洋菓子の極上スイーツに舌鼓：中田屋

明治の雰囲気を色濃く残すノスタルジックな中田屋のカフェ「和味」ひがし茶屋街店。

小豆好きならもちろん、つぶ餡が苦手な人でもここのきんつばだけは美味しいと絶賛する、きんつばで有名な中田屋。

その中田屋が運営するカフェ「和味（わみ）」は金沢市内に全部で3店舗。中田屋オリジナルスイーツのほか、地元の能登大納言小豆をたっぷり使用した能登大納言小豆きんつばを始め、和味でしか食べられない限定和スイーツを堪能できます。

色とりどりの4色の豆がふんだんにあしらわれた宝石みたいな「タルト＋抹茶セット（681円）」

特に東山茶屋街店では、中田屋がこれまで培ってきた伝統技法を駆使し、上品な味わいはそのままに洋の要素を融合したシュークリーム（162円）、タルト（324円）、ロールケーキ（270円）などの和洋ミックスのスイーツも提供され、人気となっています。

ガトーショコラ（324円）と最後まで迷ってタルトを選んだのですが、しっとりした抹茶生地にカスタードクリームを重ね、色鮮やかな四色の豆がふんだんに配されたタルトは宝石のような見た目で美しく、味も和洋が絶妙にアレンジされていて、とても美味しかったです。

中田屋自慢の極上餡子がたっぷり添えられた「ソフトクリーム＋コーヒーセット（756円）」

小豆度はシュークリームの方が高いですが、色んな種類の豆を使ったタルトは一般の洋菓子店では見かけないと思うので、個人的に一押しの逸品です。

ちなみに小豆度というのは小豆がどれくらいの割合含まれているのかと示す指数。店内に掲示されているメニュー表に各スイーツの小豆度が明記されているので、小豆好きは注文前にチェックするのを怠りなく。