照明には、蛍光灯の使用が妥当であろう。デザイン、また照明の色にも選択肢の幅が広く、価格的にも手が出しやすい。 |
照明
室内での鑑賞を目的とした場合、やはり照明はあった方が良い。蛍光灯の使用が順当であろう。各メーカから様々な製品が市販化されているので、価格的にも、デザイン面からも選択肢の幅は広い。
さて、今回は基本的な飼育方法なので言及しないが、金魚の赤い体色と太陽光には密接な関係があると言われている。
例えば、赤や黒の金魚を屋内で飼育していたら、「いつの間にか白い金魚になってしまった」という現象が稀に起こる。これの回避に、太陽光に近い強力な照度をもつ「メタルハライドランプ」の使用が有効ともされるが、安価なものでも数万円と高価なため、やや敷居が高い。
色揚げ効果の高い人工飼料などで対処も可能なので、それ程こだわらなくても(こだわれない?)良いだろう。
水槽3点セット
水槽・ろ過器・照明器具の3点が飼育に必要な器具であることは、理解してくれたと思う。実は観賞魚店に出向けば、それら3点が揃ったものが、セット販売されている。また基本の3点セット以外にも、後ほど説明する諸々の器具もセットになったものも売られている。それぞれ個別にセレクトするよりも、割安に販売されていることが大半なので、そういったセット物を、内容を吟味した上で購入すると良いだろう。
さて、本シリーズでは60cm水槽を標準に解説を進めていく予定だ。次回はもう少し具体的に、また各器具についても解説していくとしよう。