秋から冬への季節の変わり目を撮ってみよう
暦としては年末はすでに冬なのですが、温暖化の昨今は紅葉などが遅くなり、目に映る植物などはまだ秋から冬への橋渡しの時期でもあります。
首都圏であれば、12月中に銀杏の葉が散り始めます。銀杏の葉がすべて散り終わってしまうと、まさに冬を感じさせる風景になってしまうのですが、少し枝に葉が残っている状態を意識すると、秋から冬へと季節が変わっている様を表現できます。
他にも紅葉している木々にある葉の散り具合を見ながら、季節の変わり目を写真に表してみてはいかがでしょうか。
植物に限らず、動物や昆虫の生態など自然界に見られる季節の変化は身近なところに案外あるものです。
年末の和洋折衷風景を見つけてみよう
日本は外国文化もいいようにアレンジして生活風土やビジネスに定着させる、とてもおおらかな文化風土を持っていると言えるのかもしれません。
年末こそそんな和洋折衷な日本の文化を感じられる時期です。12月25日まではクリスマスが主役で、多くの都市ではクリスマスツリーやイルミネーションが街中を占めているように感じますが、古くからの暦に基づく祭事もしっかりと土地の人に守られています。
クリスマスの飾りによってにぎやかなところで行われる伝統文化の行事、これは写真にするにはもってこいの和洋の対比風景です。
街の飾りつけの中にもそんな文化が入り混じっているものは案外多いものです。写真に撮るためにはそこに気が付けるかがカギとなります。
年始への準備を探してみよう
いよいよお正月が近くなると街の中も新年の準備に取り掛かります。わかりやすいもので言えば、電柱などにしめ縄を飾ったり近くの神社の初詣のポスターや案内などが貼られたりします。
スーパーなどでは、神棚に祭るお餅の神飾りセットが売られるようになり、おせち料理の具材や広告も見られるようになります。
確かにかつてほど新年が近くなったとは感じさせない師走の風情ですが、それでも探してみると、まだまだ日本独特のお正月を迎える風景は残っています。
地域によって師走の雰囲気の差はあるでしょうが、この時期にしか見ることができない街の雰囲気や風景は後世にも残せる写真作品にもなるものです。身近なところで見られる年末をテーマに撮影してみてはいかがでしょうか。