つくば駅をスタート!
プロデューサーOくんとのお散歩、前回はテレビドラマ『下町ロケット』の舞台となった大田区の町工場地帯を歩いた。実際に歩いたのは放送前だったんだけど、放送が始まるとなかなかの高視聴率のようだ。それで、また『下町ロケット』に関連した散歩をしようということになった。
「やはりつぎは本物のロケットが見たいですね。JAXA筑波宇宙センターに行きましょうよ」と鼻息が荒いOくん。さっそく取材の申請をしてくれた。ちなみに一般の人も無料で見学ができる。
午前9時半につくばエクスプレスのつくば駅でOくんと落ち合う。かなり前からきていたOくん、「バスはあるようなんですが、時間がよくわからなくて……駅の人に聞いたら、JAXA筑波宇宙センターまでは男の人の足で30分くらいだそうなんで、歩きましょう」と言う。“男の足”って表現、久しぶりに聞いたね。
「つくばは初めてですか?」とOくん。おお、そういえば、初めてだ。そう言うと、Oくんは「僕は筑波万博のとき以来ですね」。ああ、あったねぇ。「だから1985年以来ってことです」。
そんな話をしながら歩いた。自然がいっぱいで歩くのが楽しい。雨じゃなきゃ歩くことをおすすめしたいね。「この先にコジマ電気が見えてくるのでそこを左です」とOくん。それが、ここ南大通りだ。
ここから「南大通り東」という交差点右へ。学園東大通りを行けば、JAXA筑波宇宙センターの正門がある。
応対していただいたのはJAXAの広報部、主任の山崎裕一さんだ。広いJAXA筑波宇宙センター敷地にある設備などをざっと説明を受けて、ロケット広場へ。
全長50mのH-IIロケットの実機がここに置かれている。まさに『下町ロケット』のテーマでもあった純国産ロケットだ。このロケットが縦になると、後にある総合開発推進棟と同じくらいの高さになるのだそうだ。
団体客などが次々とこのロケットの前で記念写真を撮っている。それにしても、ものすごい人気で、ひっきりなしに団体のバスが到着している。人気の高さがうかがえるなぁ。
ロケット広場から広報・情報棟へ。ここは休憩室などがあり、持参したお弁当などもここで食べられるそうだ。また、社員食堂へ行く際はここで、食堂利用者証を貰わなくてはならない。広報・情報棟を抜けるとあるのが、展示館の「スペースドーム」。名前どおりドームの形をしているね。サンダーバード2号が運ぶコンテナポッドのような形をしている……いや、かまぼこといったほうがいいかな。
というわけで、いよいよ中に入って、見学をすることに。なんだかワクワクするねぇ。
さて、次ページでは展示物を見ます!