手ぶれのないシャープな写真には、三脚が必須
イルミネーションの点灯は、夕刻からスタートする場所が多いもの。たいていは夜間の撮影になるため、手ぶれ対策が重要です。
現行のデジタルカメラは、手ぶれ補正機能がついている機種も多く、多少の手ぶれ程度なら手持ちでも撮影ができます。手ぶれ補正を活用すれば、イルミネーションもぶれることがなく撮ることは可能です。ただ、基本の撮影スタイルとしては三脚にカメラを固定した撮影方法をお勧めします。
三脚にカメラを取り付けて撮影しても、シャッターを押したときにぶれを生じさせてしまうことがあります。これを防ぐためには、リモコンシャッターやレリーズシャッターを使います。レリーズシャッターとは、延長コードのあるシャッターボタンのこと。各機種に適合したものがメーカーから販売されています。
このどちらもない場合は、セルフタイマーの2秒設定を利用するのが便利です。多くのカメラは、セルフタイマーが2秒と10秒など二つの設定時間が設けられています。短い設定時間は、シャッターを押したときに起きてしまう手ぶれを解消するのに用います。これはイルミネーションの撮影にも有効に使える設定項目です。
イルミネーションの見学で混み合う会場では、三脚が使えない場所もあります。そのようなときは小さいサイズの三脚を使い、手すりのような場所を利用して設置する方法に変えてみるのもひとつの手です。
三脚の使用有無で、ピントのシャープさには大きな違いがあります。イルミネーションの撮影には三脚は必須の道具と言えるでしょう。
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