熱帯魚/水草の育て方・オンライン図鑑

[第6回]トータル的に優れた照明(2ページ目)

トータル的に優れた照明である蛍光灯について、水槽サイズによる管の選定やそのコツ、また定説となっている半年での蛍光管の交換について、具体的な経過時間による減少率を例に挙げて解説。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

水槽サイズ(横)と蛍光管の長さ

蛍光灯のサイズは、使用する水槽よって基本的に決定されてしまいます。これは、蛍光管の長さが以下の表のようになっているからです。
 

各W数毎の蛍光管(直管式)のサイズ
W数 長さ 適合水槽
15W 43cm 45cm
20形(18W) 58cm 60cm
30W 63cm 75~90cm
32W 83cm 90cm
40W 120cm ---------

 

具体的には、60cm水槽であれば20型18wを、90cm水槽であれば、30wもしくは32wのを使用。ここで重要となるのが、使用する蛍光管によっては水槽全体を均等に照らせない事(例えば、90cm水槽に30wダブルライトを使用した際、両端は光が当たらない、もしくは一本分の光量しかない)。

30wのダブルライトを使用した際、中央に比べ両端が暗くなる。

その部分には、光量が少なくても育生可能な植物を植えることにより対処は可能なのですが、水槽全体をカバーできる蛍光管を使用したほうが制約がなく幅広いレイアウトが可能となります。価格の問題もありますので、自分の目指す方向を見定めて上で購入するのが良いでしょう。

この他(直管式以外)にも、吊り下げ式やインバーターを使用した商品などもあり、W数からみる適合は上述表に当てはまらないものもあります。その際は、「第3回 照明と二酸化炭素」で説明した、照明量を求める計算方式を参考の上で選択すると良いでしょう。

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