必要な照明量を求める計算式
とある本に書かれていたのですが、水草の健全な育生には水量1Lに対し0.6~1.0Wの光量が必要となるそうです。
標準的な60cm水槽(60×30×36)では、水量が約55Lなので
55(L)×0.6~1.0=33~55(W) 33~55Wの照明が必要 |
60cm水槽に使用できる蛍光灯は、20形蛍光管(18W)なので、上記の計算式から18Wの蛍光管が2、3本必要な事が解かります。私の経験的にもこの方程式は納得のいくもので、60cm水槽に2、3灯あれば大抵の水草は十分育生可能です。欲を言えば、水槽全体を満遍なく照らすために、18Wの蛍光管が4本あればベスト。
また、一般的な90cm水槽(90×45×45)では、水量約150Lなので
150(L)×0.6~1.0(W)=90~150(w) 90~150wの照明が必要 |
やはり、これだけの光量があれば、大半の水草は問題なく育ちます。お手持ちの水槽に対しての必要な照明量に悩んだら、この方程式を参考にすると良いでしょう。
さて、水槽に対しての必要な照明量は把握できたと思いますが、これだけでは水草を上手く育てる事はできません。ここで重要となってくるのが、光の増強に対して二酸化炭素の量も正比例して増やさないと、水草が光を上手く利用できない事。そのためには、次の項で述べる二酸化炭素の強制添加が重要となってきます。