働く女性が増え、少子化の現代、私立小学校お受験を視野にいれる共働き家庭は増えています
ワーママがお受験を視野に入れた時、するべきこと
ワーママがお受験を視野に入れた時、まず何をすれば良いのでしょうか……順を追って説明します。参考にしてください。ステップ1.夫との意思確認
まずは夫婦で、子供の教育方針について考えを共有することが大切です。将来どのように育って欲しいのか、なぜ小学校のタイミングで受験をするのかなど、話し合っておく必要があります。小学校お受験は親次第と言ってもいいくらい、親の影響力が大きいものです。それを限られた時間の中で、受験の準備をするわけですので、当然、夫の協力は必須になってきます。また学校によっては、面接で教育観などを尋ねられることもありますので、必ず夫婦で充分話し合っておきましょう。
ステップ2.受験校の目安をつける
通わせたい、ちょっと気になる小学校に足を運び、実際の雰囲気や校内の様子を見に行きましょう。そして説明会やオープンキャンパスに親子で参加し、受験校を絞っていくと良いですね。主にチェックする項目を次に記しました。
・教育方針(教育理念や、宗教など)
・通学経路の確認(交通手段や所要時間、スクールバスなど)
・昼食について(お弁当や給食、食堂の有無など)
・親が出席すべき行事(参観、イベント、PTA活動など)
・校納金(入学金、授業料以外に施設費、寄付金など、その他名目の費用)
・小学校卒業後の進路(何年一貫校か、中学や高校の進学についてなど)
・その他(学童併設、海外留学、オリジナル授業などの特色や共働き家庭の在籍実績)
学童を併設しているか、共働き家庭の在籍実績があるかなどは、やはり事前にチェックしておきたいですね。それは受験の為でもありますが、入学後スムーズに小学校生活を送る助けにもなるでしょう。
ここで、具体的な対策を考えると、日数的に受験の1年前である必要があります。両親とも仕事を持っていると休みも限られています。学校選びは遅くとも1年半前くらいから始め、休日ごとに予定を立てて、早めに行動されることをお勧めします。
ステップ3.具体的な受験対策
ワーママにとって、壁になるのが幼児教室へ通う時間を捻出することです。土日に教室を開講している所もありますが、直ぐに満員になり、思うように入れないことも多いようです。
パパ、ママが順番に仕事を休み、子供に付き添って行ければ良いのですが、なかなかそうはいきませんね。そこで協力を得られるのでしたら、祖父母にお願いしたり、シッターさんを利用するのも一案でしょう。
集中講座、直前講座のように短期間のコースもありますので、それを利用し、後は家庭でママが対応していくのも一つの方法です。幼児教室は「頼る」ものではなく「活用」するものです。「合格は親が導くもの」という強い気持ちでお受験に挑みたいですね。そこで次のページでは、ワーママも頑張ればできる家庭での受験対策をお伝えします。
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