持病のため60歳以降は働けません。老後が不安です……
持病があるが、老後のお金は大丈夫?
※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)
■相談者
ふあんさん(仮名)
女性/公務員/47歳
奈良県/賃貸住宅
■家族構成
独身、一人暮らし
■相談内容
独身で、持ち家もないことを考えると、将来のことがいつも漠然と不安です。精神疾患の持病があり、薬を服用しながら、仕事をしています。老後に向けて、60歳までに3000万円(貯蓄と個人年金)の貯蓄目標を立てていますが、何かと支出が増え、毎月約2万円の赤字に……。楽しみが減りますが、削れるところは削りたいです。好きな旅行もあきらめました。保険の見直しもしたいと思っています。お金の問題がある程度クリアになったら、気持ちも楽になるかと思います。よろしくお願いいたします。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)ボーナスについて
手元に10万円程度残し、あとはすべて貯蓄。その支出内容は、母へお小遣い1万円、予備費口座へ貯金2~3万円、ボーナスで購入したかった買い物(家電、衣類、本など)5~6万円。※車関係(車検、税金、保険費用)は別に月1万円積み立てている。
(2)退職金と退職後の生活費
退職金は1600万円程度。また、退職を機に1500万円程度の中古マンションを一括払いで購入したいと考えている。購入後、生活費は16万円程度には抑えられるとのこと。
(3)保険料の内訳
●本人/個人年金保険(60歳時に年金の受け取り方が選択できる※)=保険料/月2万7000円、ボーナス時12万円×年2回
(※)60歳/10年保証期間付終身年金/基本年金額36万3510円か、15年保証(年金額35万9420円)のどちらかにしようと考えている。
●本人/特別団体厚生年金保険(保険期間65歳まで、死亡600万円、病気入院5000円、退職脱退時支払い金額/60歳72万7651円)=保険料5271円
●本人/医療保険(引受緩和タイプ、終身保障終身払い、入院5000円)=保険料4528円
●本人/介護保険(終身保障終身払い、介護一時金100万円、介護年金100万円/ともに要介護5程度)=保険料2390円
●本人/がん保険(終身保障終身払い、入院1万5000円、診断給付金100万円、他に通院・手術給付金、成人病特約付き)=保険料2382円
●本人/がん保険(終身保障終身払い、入院1万円、診断給付金100万円、他に通院・手術給付金、抗がん剤特約、女性がん特約、専門カウンセラー面談・専門医紹介サービス付き)=保険料4912円
(4)60歳でリタイアしたい理由
精神疾患を患っているため。ストレスを感じやすく、体力もある方ではない。ただし、収入がなくなるのは心配。ちなみに、職場には再雇用制度(65歳まで)あり。
(5)「趣味娯楽費2万8000円」の内訳、他
書籍代5000円、フラワーアレンジメント教室1500円、通院費2000円、マッサージ代4000円、交際費5000円、化粧品8000円、予備費3000円。楽しみは散歩、読書、友人とのお茶、絵や詩を書くこと。旅行もたまにはしたいが、お金のことが気になり、積極的にする気がしない。
(6)親と介護について
母(79歳)とも、同じ市内に住む下の妹とも関係は良好。母は今は元気だが、何かあったら基本的には介護も含め、協力して面倒をみることになるとのこと。ただし、自分が母と同居する可能性は低い。
■FP平野泰嗣からの3つのアドバイス
アドバイス1 旅行を我慢しなくても老後資金は安泰
アドバイス2 がん保険2本加入は保障過多
アドバイス3 持ち家はずっと住み続けられるかが問題
アドバイスの詳細はこちら>>