ダイニングテーブルは、日常的に手で触れる機会の最も多い家具。また、大切な人と一緒に食事をする場所でもあります。引っ越しや結婚等、タイミングを見て自分のライフスタイルにしっくりくるアイテムを選びたいですよね。2回の記事にわたって、ダイニングテーブルを購入・買い替えの際に、疑問に思うポイントをQ&A方式で、具体的なアイテムをご紹介しながら解説します。
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ダイニングテーブルには幸せな風景が似合います、どんな暮らしがしたいですか?


〈ダイニングテーブル選び 5つのQ.〉
Q1.どの材質のダイニングテーブルがベストなの?
Q2.何色のものを選ぶと失敗しにくい?
Q3.どれぐらいの大きさを選ぶのが正解?
Q4.テーブルの高さは何を基準に合わせる?
Q5.長方形以外でおすすめのカタチは?

今回は「素材と仕上げ」の観点から、Q1.Q2.について解説します
・どのようなインテリアに映えるテーブルなのか?
・どのようなライフスタイルに向いたテーブルなのか?


Q1.どの材質のダイニングテーブルがベストなの?

予算や、作りたいインテリアの種類、日常でできるメンテナンスによって、「ベストな材質」は人それぞれです。そこで今回は、いくつかの代表的な素材として、木・石・ガラス・大理石についてそれぞれの特徴と、お手入れの方法をご紹介します。また、すこし大きめですが、長い方の辺の長さが1800(mm)のアイテムを例に、様々な素材で作られたダイニングテーブルをご紹介しますので、ご自身の好みやライフスタイル合わせて選ぶ参考にお役立てください。


無垢材とプライウッド(天板と脚が同一素材)

ダイニングテーブルの素材と言えば、木が代表格。木材と一言で言っても、作られ方の違いで「無垢材」と「プライウッド(合板)」があります。また、木の種類によってもインテリアの印象ががらりと変わります。

無垢材
無垢材とは自然の木そのものを、乾燥させたものです。強度や防火性能、断熱保温性、吸音効果、調湿能力など優れた特性を持っています。見た目にも重量感があり、ぬくもりを感じさせる独特の風合いのテーブルになります。

無垢材の良さを最大限に引き出す仕上げとして、オイルフィニッシュ(植物油を主体とした塗料で、木材に浸透して内部に塗膜を作り、木材表面には塗膜をつくらない仕上げ)やワックス仕上げ(蜜蝋や植物油を主体とした塗料で、木材に浸透して内部に塗膜を作り、木材表面には塗膜をつくらない仕上げ)されたものが多く、見た目はしっとりと濡れたような風合いが特徴です。

日常的なメンテナンスとしては、乾拭きをして埃や汚れをふき取ります。それでも取れない場合は、固く絞った布巾で水拭きして乾拭きして水分をとります。使用していて、水をはじかなくなってきたように感じたら、専門のオイルやワックスでメンテナンスをすることで、愛着がわき、長く使うことができます。

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耳付きの無垢のダイニングテーブル/写真提供:ウッドユウライクカンパニー

無垢材でインテリアに馴染むダイニングテーブルの多くは、「挽き板」(丸太から無理なく取れる幅の材)を はぎ合わせて一枚のように仕上げて作られています。挽き板で作られているダイニングテーブルの一つに、WOOD YOU LIKE COMPANY(ウッドユウライクカンパニー)の「耳付クロステーパーテーブル」があります。なるべく同じ丸太から材をとって、はぎ合わせることで自然な木の風合いを再現しているとのこと。木目の揃えかたも色々相談する事が可能です。写真は、紫がかった濃い茶色が特徴のウォルナット(くるみ)材でできた、無垢の良さを活かしつつ、脚のカットの工夫で軽やかな印象のインテリアにも馴染みやすいデザインのダイニングテーブルです。

湿気の変化が大きい日本ではしっかり乾燥させていない材や、反り止め構造のないテーブルは反ってしまってガタついたり、割れが生じることもあります。無垢材の扱いに詳しい家具メーカーからのご購入をお勧めします。

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耳付クロステーパーテーブル 価格:¥304,000~(税抜)/サイズ:W1800 D約900 H700(mm) /材質:ウォルナット(くるみ)無垢/仕上げ:植物性オイルフィニッシュ


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一枚板の代表はお寿司屋さんのカウンター

よくある誤解のひとつに、無垢材の野趣溢れる魅力を「耳付き(木の丸太の外側の面の凹凸)の無垢の一枚板」と誤解されがちなのですが、そう滅多に見るアイテムではありません。日本の気候にあっている無垢材で、一枚板としてダイニングテーブルにそのまま使える幅の材がとれる丸太は、ケヤキやトチ等の巨木からとる事になります。必然的に「和テイスト」で高額なアイテムになるのはそういった理由があります。一方で、日本の雑木林に棲んでいるようなインテリアを演出してくれる材として、ケヤキやトチも見直される動きもあります。

 

■プライウッド
プライウッド(合板)とは、約1mm厚程度の薄板を繊維方向を90度変えて張り重ねて作る工業材です。強度性能が工学的に保証されています。小口面(厚みの面)にストライプ模様が見えるのが特徴です。

1mm厚程度の薄板を型に挟み、熱で接着しながら曲げたものを「成形合板」と呼びます。成形合板は少ない材料で強度を保つことができ、無垢材では表現できないカーブをつくることができます。その結果として、軽快な印象を与える自由なデザインが多いのが特徴。軽いので、引っ越しの多い方や模様替えの好きな方にはおすすめです。

プライウッドの材料の特質から、仕上げはウレタン塗装されているのが通常の仕様です。見た目は時代の流れからツヤをおさえたものも多く、オイルで仕上げたものとそう変わらない印象です。手触りがツルツルしています。

日常的なお手入れとしては、乾拭きを。それでも落ちない汚れなどは、少し中性洗剤を含ませた布で汚れを落として、水拭きの後、乾拭きで水分をとります。基本的にはメンテナンスの楽な仕上げですが、除光液を垂らしたり、熱いものを直接置いたりすると白く曇ってしまい、自分では直せないので再塗装を工場に依頼する事になります。

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プライウッドの軽やかでシンプルなダイニングテーブル/写真提供:天童木工


写真は、天童木工のプライウッドの小口(厚さの面)に見えるストライプ模様がアクセントになっている、さりげなくて美しい木目が特徴のホワイトビーチ(ブナ)材の「プライウッドダイニングテーブル」です。シンプルなデザインは様々な椅子とコーディネートでき、またウレタンクリア塗装仕上げなので木目は活かしつつも、こまめなメンテナンスの必要はなく、日々の乾拭きで綺麗な状態を保てます。

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プライウッドダイニングテーブル 価格:¥139,000(税抜)/サイズ:W1800 D900 H700(mm)/材質:ホワイトビーチ(ナラ)・柾目/仕上げ:ウレタンクリア塗装



このページでは、天板と脚が同じ材料でできたダイニングテーブルを、「無垢材」と「プライウッド(合板)」の2種類ご紹介しました。次の頁では、他の素材、スレート(石材)やガラス、大理石等でできたダイニングテーブルをご紹介します。