マルタってどこにあるの?治安は大丈夫?
「マルタ」と聞いてすぐに地理が思い浮かぶ人は少ないのでは。マルタ共和国は地中海に浮かぶ、イタリアのシチリア島の南に位置する小さな国です。特にヨーロッパからの観光客が多く、何と言っても彼らを虜にするのはその青く美しい海。ハリウッドスターたちも数多く訪れる、ヨーロッパ有数のリゾート地です。特に夏はカップルや家族連れなどの観光客が多いので、一人旅にはのんびり気兼ねなく過ごせる秋や冬がおすすめ。日本からの直行便はなく、ヨーロッパの主要都市から乗り継ぐのが一般的ですが、10月に訪れたガイドがイタリアから乗り継いだ際、ヨーロッパの一人旅女子4~5人が、一緒の飛行機でしたよ。
また公用語は英語なのもうれしい。訛りが強く、英語に聞こえるまで時間がかかりますが。治安がよく、他のヨーロッパのリゾート地に比べると物価も安いです。また、親切なマルタ人の人柄も相まって、人気の観光地となっています。
マルタでの移動手段は?
マルタは東京23区の半分くらいの小さな国土ながら、7000年もの歴史がある、観光名所が盛りだくさんな国です。面積が小さい国とはいえ見所が点在しているので、1日ですべて周りきるのは至難の技。場所を絞り込むか、のんびり何日か滞在するのが良いでしょう。マルタをくまなく周る際に重宝するのが公共の路線バス。離島を除けば、すべての観光名所に路線バスで行くことができます。首都ヴァレッタのバスターミナルを起点に、縦横無尽にバス路線が広がっているので、まずはヴァレッタのバスターミナルを目指しましょう。<DATA>
■路線バス料金
2時間 1.5ユーロ/12日間パス 15ユーロ
※ネット上で1日パスが記載されているものがありますが、現地にて確認したところ、現在取り扱いがないようです(2015.10月末現在)
ここからは行ってよかった!行きたかった!観光名所をご紹介します。
滞在の拠点「スリーマ(Slima)」&「セント・ジュリアン(St.Julian)」
マルタの首都である「ヴァレッタ」にはホテルが少ないので、スリーマかセント・ジュリアンの街に泊まると良いでしょう。スリーマやセント・ジュリアンには洋服屋さんやカフェ・レストラン、お土産屋さん、スーパーマーケットなどが集中しています。特にカフェ・レストランは海岸沿いに集中し、路線バスも海沿いを走るので、海沿いのホテルに泊まると眺めよし、立地よしです。また、スリーマはどちらかというと庶民的なお店や手頃なホテルも多い一方、セント・ジュリアンには、ハリウッドセレブも来店するような少し高めのレストランや、ヒルトンやウェスティンなどの5つ星ホテルが数多く点在しています。予算にあわせて選んでみては。<おすすめのお店>
■ジェラテリア「Dolci Peccati」
セント・ジュリアンベイに位置するジェラート店「Dolci Peccati」。マルタはどのジェラート店もおいしいですが、ここのジェラートは果物の味をダイレクトに感じられて絶品。甘いものがあまり得意でないガイドも、さっぱりしたレモンジェラートの虜に。
住所:268 Tower Road Slima-55 St.John street Valletta, Malta
■スーパーマーケット「tower」
スリーマにある、3階から成る大きなスーパーマーケット「tower」。食料品や家電、生活雑貨、お土産用のお菓子までなんでも揃います。ちなみに、ショッピングバック代が1枚20セントかかるので、エコバックがあれば持参を。
住所:High Street Sliema SLM 1549, Malta
営業:月曜~土曜 8:00am-20:00pm
■ホットヨガスタジオ「hot yoga malta」
スリーマにあるホットヨガスタジオ「hot yoga malta」。1日1~3レッスン行っており、予約なし(早朝のレッスンのみ予約要)で気軽にドロップインできるので、体がなまってきたらホットヨガで汗を流してみては。
住所: 19, St Agata street Slima, Malta
料金:1レッスン(60分もしくは90分)10ユーロ
世界遺産の街「ヴァレッタ(Valletta)」
マルタの首都であるヴァレッタは、「海上の城塞都市」とも呼ばれる世界遺産の街です。スリーマからは船なら10分程度、バスで約20分程度。バス停から橋を渡り、一直線に伸びる道が、ヴァレッタのメインストリートです。この通りを拠点に、横道に逸れながら、のんびり街歩きだけでも十分楽しめますよ。観光のおすすめは、聖ヨハネ大聖堂とマノエル劇場です。聖ヨハネ大聖堂は、他の教会と変わらないような外観からは想像もできないほど、天井画から壁の金などの装飾、大理石の床の墓標まで、内観の豪華さは圧巻。まさに荘厳という言葉がふさわしい教会です。また現役の劇場ではヨーロッパ最古と言われるマノエル劇場はとても小さな劇場ですが、4階まである客席と天井の装飾や気品漂う佇まいは、一見の価値ありです。客席に座りながら、何百年も前の貴族たちが見た風景に思いを馳せてみるのも良いでしょう。<DATA>
■聖ヨハネ大聖堂
営業:平日9:30-16:30/土曜9:30-12:30 ※日曜・祝日休み
料金:大人6ユーロ(日本語オーディオガイド料込み)
■マノエル劇場
営業:平日9:30-16:30/土曜9:30-12:30 ※日曜・祝日休み
料金:5ユーロ(英語オーディオガイド料込み※日本語オーディオガイドなし)