マイクロソフトの新製品Surface Bookは実際どうなのか(2ページ目)

このSurface Bookですが、短時間だけ実際に手にした限りでは、ノートパソコンとしてみると非常に完成度は高いです。筐体の質感も剛性も高く、使用時の満足度も高いでしょう。
 

多くの取り外し可能な2-in-1型製品は、液晶部分が本体で、ノートパソコンのように使用する場合、電源等のケーブルを液晶部分に取り付ける必要があります。このケーブルの取り付けが見た目にあまりよくありませんでしたが、Surface Bookはキーボード部分に主要なインターフェースが搭載されており、見た目も使用感も一般的なノートパソコンと同じです。
 

 

キーボードは他の薄型ノートパソコンと同じようにストロークが浅いですが、普通のノートパソコンと同じようにキーボード入力が多い場合でも問題なく利用できます。Surface Proシリーズのタイプカバーは徐々に改良されてはいますが、タッチパッド部分が小型で、カバー自体が薄いこと等もあり安定度に欠け、長時間のタイピングでは安定度に欠けています。
 

これが普通に使えるようになるだけでも、Surfaceシリーズのラインナップ充実につながります。
 

ノートパソコンとしては十分実用的ですが、それでいて、液晶部分とキーボード部分を分離してタブレットだけで使用することも可能です。イラストを描いたり、薄型の液晶部分だけを持って紙のノートに書くような、ペンを使った手書き入力も便利に行うことができます。

 

これまでの他社のパソコンにおいても、同じようにペン入力、2-in-1の取り外し機構を持った物はいくつかありましたが、性能面では十分ではなく、お買い得な価格が売りの製品が中心でした。
 

ノートパソコンとしての使用が中心で、性能が高く、ペン入力が可能で、2-in-1の取り外し機能を持ったプレミアム製品はSurface Bookが初と言ってもいい状況です。