女性の活躍推進のためには、家事支援サービスが不可欠!
活かせる能力を発揮するために、家事支援サービスも活用!
「働き続けることで、家計も安定する」ということは、分かりきっているのですが、保育園や学童保育施設の不足、施設介護から在宅介護への推進などをみると、「育児も介護も仕事もがんばれ!」と言われているようで、皆さん(特に女性)の健康が心配になってしまいます。
近年、家事代行(支援)サービスを行う業者も急増していますが、実際に利用している人はまだまだ少なく、ある調査によると、現在の家事支援サービスの利用率は約1%、過去利用したことがある人を含めた利用経験率も、約3%なのだそうです。下図に世帯年収やライフスタイル別をまとめましたが、共働きで世帯年収が高いほど、利用率が高くなっているものの、まだまだ利用されていない、ということが分かります。
実際に家事支援サービスを利用した人からは、「自分の時間や仕事の時間が取れる」「肉体的・心理的負担が軽減する」「生活全般に対する満足度が高まる」というメリットが挙げられているそうですが、費用面やセキュリティ面などの理由で、利用しない人も多いそうです。
政府としても、女性の活躍推進のためには、家庭における負担軽減も重要、ということで、「日本再興戦略改訂2015(これまでの成果と新たな改革)」の中に「家事支援環境の拡充(安心で質の高い家事支援サービスの普及を目指し、事業者認証制度の構築を検討)」が盛り込まれました。
●「日本再興戦略改訂2015(これまでの成果と新たな改革)」
今はまだ、家事支援業者ごとにサービスや料金体系もさまざまで、何を基準に選んだらいいか分かりにくいですが、こうした取り組みを機に、安心して利用できる事業者が今後ますます増えていくといいな……と期待しています。
>>家事代行、利用している人はいくらぐらい払っている?