香嵐渓に行くなら一緒に訪れたい!川見四季桜の里
香嵐渓(愛知県豊田市足助町)は、東海地方を代表する紅葉の名所で、人気も高く、大渋滞でも有名。紅葉見頃は、例年11月中旬です。大渋滞を避ける為に香嵐渓へ早朝に行くと、山に囲まれた地形で陽が当っていません。また、午前中は多くの場所が逆光になり、写真撮影には向きません。よって午前中から行く場合には、香嵐渓の奥の紅葉名所に行って、昼頃に香嵐渓に戻って来るのがおすすめ。香嵐渓の大渋滞も国道の名古屋側のみで、奥からアクセスすればスムーズに到着出来るので、一石二鳥です。香嵐渓付近の紅葉名所で、紅葉の見頃が同時期なのが、豊田市小原地区の四季桜。香嵐渓から車で片道30分の距離なので、空いた時間に気軽に見に行ける、断然おすすめの紅葉名所です!全部で6箇所のスポットがあり、小原ふれあい公園と川見(せんみ)四季桜の里が代表格。十月桜とも呼ばれる四季桜の林の中に紅葉が点在し、猛烈な美しさ。開花状況が写真入りで詳細に掲載されるので、訪問時期に迷う事はありません。
この光景が見られる場所は、日本全国でも非常に限られますが、実は関東地方でも城峯公園(埼玉県)や、桜山公園(群馬県)で見られます。
紅葉ライトアップで有名な曽木公園も下見。昼間も猛烈な絶景!
香嵐渓から川見四季桜の里は、往復でも1時間の距離なので、早朝に行った場合には、お昼までまだ時間が余ります。そのような場合には、岐阜県側になりますが、紅葉ライトアップで知られる、曽木公園も下見しておきましょう。紅葉の見頃に行けば、昼間でも猛烈な絶景です!夜は協力金の徴収がありますが、昼間は無料です。
曽木公園には小さな池が多数あり、池を水鏡にして紅葉が映り込む様子が絶景なのです。よって池の周囲の紅葉で、池に映り込む可能性が高い紅葉を下見します。夜に絶景を見逃さない観点から、何処にどんな紅葉があるかを、一通り見ておけば十分です。
香嵐渓のシンボル!赤い橋「待月橋」の紅葉
香嵐渓と言えば、待月橋がシンボル。赤い橋と紅葉が、絶妙にマッチした様子は、香嵐渓を代表する景観です。昼頃に到着すれば、ここにも十分に日光が当たり、記念撮影にも最適です。
しかし、待月橋よりも手前の国道側は、昼頃はまだ逆光気味で、写真撮影には向きません。よって時間調整を兼ねて、香嵐渓で昼食を取りましょう。おすすめの店を2軒紹介します。
香嵐渓名物!足助ハムzizi工房の炭火焼きフランクフルト
香嵐渓のある豊田市足助町の名物が、足助ハムzizi工房のハムとソーセージです。名前の通り、高齢者の雇用促進施設として設立されたそうですが、今では味の良さで大評判。もみじ祭り期間中には、香嵐渓に出店を開設。各種ガイドブックにも掲載され、知名度抜群なので大行列していますが、回転が早いので、すぐに食べられます。背景が香嵐渓の絶景ですから、紅葉狩りしながら並べば、行列もあっと言う間です!
他に、香嵐渓名物として「もみじの衣揚げ」があり、五店舗で販売しています。大阪の紅葉名所箕面でも「もみじの衣揚げ」が名物ですが、大人気で売り切れ続出なので、香嵐渓で試してみるのも、おすすめです!
香嵐渓の昼食は、栗の木茶屋のワンコイン・ランチ!
香嵐渓で昼食に、しっかりとご飯を頂きたい方におすすめなのが、栗の木茶屋です。名前の通り本来は茶屋で、ジャンボ団子の量と味で知られますが、建物の反対側は食事処になっており、ワンコイン(500円前後)でランチが頂けます。
牛すじどて丼、とろろ汁丼、とり飯茶漬け、いずれもワンコインですから量は控えめですが、フランクフルトなど他の名物も食べたり、夜に旅館の料理を食べる事を考えれば、むしろ好都合。断然、おすすめです!
待ちに待った!香嵐渓の紅葉の全景
昼食後は、いよいよ香嵐渓の全景を見に行きましょう。写真は国道から見た様子です。早朝に来た時は、右手の山の稜線が明るくなっており、あそこから日が登るのでは、午後になるまで逆光だと判断して、四季桜の里や曽木公園を下見したのです。昼前に戻って来た時も、依然逆光気味で、その写真は割愛しました。そして、この写真の撮影時間は、14時31分です。写真左側の山肌には、ようやく陽が当たり始めたばかりですが、写真右端のイチョウの木は、木のてっぺんだけが陽に当っており、他は既に山陰に隠れています。写真撮影の観点では、香嵐渓がいかにシビアな環境にあるか、お分かり頂けると思います。
この後は結論から言って、香嵐渓の紅葉ライトアップを見てから、曽木公園の紅葉ライトアップに移動するのが、おすすめです。その理由は、次のページで説明します。
次ページで、曽木公園の紅葉ライトアップを紹介します!