2 子供と交換日記をする
子供が寝静まってから帰宅し、子供が起床する前に家を出て、子供の寝顔しか拝めないという状況が続くこともありますよね。そんな状況では子供の寝顔しか見られないことより、まずは体が心配ではありますが、責任感の強い父親ほど、子供に対する申し訳なさが強まるものです。そんなときには子供と交換日記をしてみたらいかがでしょう。たくさん書く必要はありません。「今日も元気でいっぱい遊んでね。パパより」みたいなカードやメモ帳を、子供の枕元に置いておくだけで十分です。
文字の読めないお子さんの場合、朝、それを妻に読んでもらうようにしましょう。下手でもいいので、絵を書き添えてあげたりするとさらに喜んでもらえます。文章なしで、絵だけでもいいです。お昼のランチでもらったあめ玉とか、ちょっとしたおみやげを添えてもいいでしょう。
朝起きたとき、「パパがここにいたんだ」「自分のことを思ってくれていたんだ」というようなことが、父親の存在感が、子供にも非言語的に伝わります。その安心感があれば、毎晩寝る前に「明日の朝はどんなお手紙が置いてあるかな。楽しみだな」なんて、父親の存在を感じながら、眠りにつくことができます。物理的にはいっしょにいられなくても、父親の存在感を伝えることはできるのです。ちょっと切ないですけど。
さらに妻に対するのと同じように、「この日になったらいっしょに遊園地行こうね」などと言ってカレンダーにシールでも貼っておくと、子供はその日のことを指折り数えて待ってくれます。それはもはや寂しくてつらい日々ではありません。楽しみに一歩一歩近づいていく日々に変わります。
そうやって、妻に対し、子供に対し、忙しい状況の中でもできるちょっとした思いやりを果たすことで、妻も子供も忙しい父親を支えようという気持ちになってくれます。それが父親にとって大きな力になるでしょう。家族がいるからこそできる最高のエナジーチャージです。その大きな力をもって、仕事を切り盛りし、1日も早く落ち着いた状況を取り戻しましょう。