新型スズキ・エスクードを披露
スズキからは、東京モーターショー前の10月15日に発表、発売された「エスクード」が市販SUVだが、実質的にはお披露目の場となる。FRからFFに変更された2WDと4WDを設定し、スタイリッシュに生まれ変わったエスクード。
4WDには「ALLGRIP」と呼ぶ電子制御4WDを搭載。パワートレーンは、1.6Lの直列4気筒DOHC VVTエンジンに、新開発の6ATを組み合わせ。ミリ波レーダー方式による衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポート2」やACC(アダプティブクルーズコントロール)の標準装備など安全装備も充実している。
注目モデルのダイハツ・キャスト
ダイハツでは市販モデルの「キャスト」が注目を集めそう。SUVテイストの「アクティバ」は、最低地上高を30mm高めて機動性を確保し、FFと4WDを設定。街中から雪国まで幅広いシーンで活躍しそうなモデルに仕上がっている。
メルセデス・ベンツは新型Vクラスを出展
輸入車ナンバーワンの座をフォルクスワーゲンから奪還できるか注目のメルセデス・ベンツからはモーターショー前に発表された新型「V-Class」が出展されるはずだ。
すでに発表されている新型Vクラスは、来年1月の発売予定になっているが、エンジンは163ps/380Nmの2.2L直列4気筒ディーゼルターボのみという大胆なラインナップ。ボディタイプは標準、ロング、エクストラロングの3つを設定し、ニーズに応じるのも特徴だ。
新型BMW X1に注目
さらに、輸入車では、スズキ・エスクードと同様に東京モーターショーの前に発表された「BMW X1」が注目を集めそう。2WDがFRからFFになり、全長は短くなっているが、全幅は20mm拡大し、1800mm幅を超えている。この辺りが日本の都市部に住むユーザーにどう受け入れられるか注目だ。
VWはティグアン、ゴルフ・トゥーランの新型を披露
ディーゼルの不正問題で揺れるフォルクスワーゲン。ディーゼルモデルは回避され、SUVの新型「ティグアン」、ミニバンの新型「ゴルフ・トゥーラン」が登場。
両モデルともにMQBプラットフォームを採用し、現行ゴルフ同様に高い完成度をパッケージングから走りまで達成。ボディサイズはともに拡大しているが、室内空間や荷室も広くなり、実用性が向上している。
新型アウディQ7にPHVを設定
アウディからは新型Q7が復活する。東京モーターショーには「Audi Q7 e-tron 2.0 TFSI quattro」が登場し、A3スポーツバックに続くプラグインハイブリッドで、Q7 PHVの日本導入の正式アナウンスがあるか注目だ。
ジャガー初のSUVが登場
ジャガーからは同ブランド初のSUV「F-PACE」が日本でも披露される。パフォーマンス・クロスオーバーを謳う同モデルは、3.0LのV6スーパーチャージャーに加えて、2.0L直列4気筒ディーゼルエンジンも日本に導入される。ジャガー・ファンだけでなく、SUVに注目する層も無視できない存在になりそう。
ランドローバー史上最速を誇るモデル
ランドローバーからは「レンジローバー・スポーツSVR」が日本初登場する。550ps/680Nmのスペックは、ランドローバー史上最速を誇るSUVで、0-100km/h加速はわずか4.7秒、最高速度は260km/h(リミッター作動時)を誇る。
駆け足で注目のミニバン・SUVをお届けしてきたが、ミニバンよりもSUVが多くなるのは最近の流れといえるだろう。ほかにも数多くの注目モデルが展示されるから東京モーターショーに足を運んで実車をチェックしてみてはどうだろうか。
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