家計簿をつけるなら1カ月位、生活を変えずそのままつけるといい
家計簿をつけるポイントとは
それは「記帳する習慣をつけることが優先」であり、「生活は変えなくてもいい」ということです。
今までずっとやっていたムダづかいを改める必要はないし、安いモノを買う必要もない、としたらどうでしょうか。今までどおり、普段どおりに生活をして家計簿をつければいいのです。
「いやいや節約をしたくて家計簿つけはじめるのだから、何を言っているのだ!」と怒られそうですが、そこにはちゃんと理由があります。
お金の問題を逆転の発想法で解決す3分間マネーハック。今回のテーマは「家計簿のつけ始め」です。
ダイエット途中に体重計に初めて乗る人はいない
そもそも、「節約もチャレンジしながら、家計簿もつけ始めるチャレンジをする」という状態は2つの努力が同時進行している状態です。しかも、今後の指針となるべき「現状」が把握されていないままに節約をやみくもに進めている状態であって、家計簿記帳というチャレンジと平行しています。これはダイエットをスタートするにあたって、「ダイエット開始前の体重」を知らずにダイエットしているようなものです。ダイエットががんばれるのは「一番最悪のスタートライン」がはっきりしているからです。
もし、毎日食事をセーブしたり運動をしながら減っていく体重をみて「今よりもとにかく減らそう」と自分を追い込むとしたらダイエットはしんどいものになってしまいます。
体重計は初日に一度乗れば「スタートライン」はすぐ分かります。しかし家計簿の「スタートライン」は1カ月記帳続けてみてようやく明らかになるものです。
つまり、1カ月は「現状把握」のために生活習慣は変えずに家計簿をつければいいのです。