大木隆太郎の恋愛コラム/大木隆太郎の恋愛情報

高収入の男性ほど結婚相手に専業主婦を望まないワケ(3ページ目)

最近、友人の経営者の男性(40歳前後)が、結婚一年弱でスピード離婚しました。しかも離婚では揉めに揉め、半年くらいはそれにかかりきりだったそうで、久しぶりに会った時には随分やつれたように見えました。ビジネスだと猛獣のようにタフな彼なのですが、プライベートなトラブルには滅法打たれ弱いようでした。ビジネスとプライベートの切り分け、実はこれが経営者/高所得者の結婚生活の本質なのです。詳しく解説しましょう。

大木 隆太郎

執筆者:大木 隆太郎

恋愛ガイド

  • Comment Page Icon

意外!? 高収入世帯ほど○○○否定派?

上記は一実例ですが、女性に「専業主婦」になってもらう、ということがどういうことなのか。これを男女双方が理解していないと、不幸な結末を迎える可能性がある、というエピソードでした。

もちろん、「専業主婦」になってもらうことが悪いと言っているわけではありません。ただ、「時間間隔」と「価値観」はしっかり事前に認識を合わせておくことが必須と言えます。

これを裏付ける……というと言い過ぎかもしれませんが、平成25年に厚生労働省が行った「若者の意識に関する調査」における、「結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか」の項目への回答結果についての面白い記事をご紹介します。
「専業主婦になりたいと思いますか?」という問いに対し、肯定派(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」)は全体の34.2%と多数派でしたが、回答者の世帯年収で見ると、1500万円以上の高収入世帯では肯定が12.5%と明らかに減っています。さらに、否定(「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」)でも全体では38.5%、高収入世帯では62.5%と大きな差がついています。

出典:結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか(愛に勝つための情報サイト 愛カツ)
c

専業主婦=家に入ることを肯定的に捉えていない

この高収入世帯というのは共働きのダブルインカム世帯も含まれているので、当然かもしれませんが、総じて経済的に豊かな家庭の若者ほど、専業主婦=家に入ることを肯定的に捉えていないことがわかります。

お互いが同じ方向を向けるか、それが結婚生活の秘けつ

結婚はお互いを助け合うことで成立します。
それは、お互いが何を求めているか、を理解することと言えるかもしれません。
アナウンサーとスポーツ選手、スポーツ選手同士、タレント同士など、共通するものがある人や、相手のことを理解できる関係、その土台があることが、上手くいく鍵になります。

お互いが同じ方向を向けるか。
「専業主婦」希望の女性、あるいは女性に「専業主婦」を希望する男性は、もう一度そこをきちんと考えてみましょう。向く方向は「家庭」でも「仕事」でも構いません。大切なのは、二人で話し合って決めることです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます