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ベストバイ50銘柄の高ファンダメンタル銘柄を狙え!

何度かご紹介してきたベストバイ50銘柄で選出されているような高ファンダメンタル銘柄の成績が好調です。今回はその銘柄の中から株価好調な銘柄を何銘柄かご紹介したいと思います。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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好調なベストバイ50銘柄の高ファンダメンタル銘柄を狙え!

株価好調なベストバイ50銘柄の高ファンダメンタル銘柄!その中でも特に大きく上昇している銘柄や、今後期待できる銘柄をご紹介したいと思います

株価好調なベストバイ50銘柄の高ファンダメンタル銘柄!その中でも特に大きく上昇している銘柄や、今後期待できる銘柄をご紹介したいと思います

急落時にも実力発揮!ベストバイ50銘柄は強力な反発
急落時にこそ確認!日本株ベストバイ50銘柄最新版などで、たびたびご紹介してきたベストバイ50銘柄で選出されているような高ファンダメンタル銘柄の成績が好調です。このベストバイ50銘柄は、毎月独自で業績見通しや利益率、アナリストのカバー数や株価推移などを指数化し、高ファンダメンタル銘柄のランキングを作成し、上位50銘柄の有望銘柄を絞り込んでいるものです。

2015年9月下旬のデータで作成した10月度版のベストバイ50銘柄を見ると2015年10月1日~16日までの11営業日で10%以上上昇した銘柄がいくつもあります。今回はその中からいくつかをご紹介したいと思います。

ブイ・テクノロジー(東証1部<7717>)

まず、もっとも大きな上昇となったのがブイテクノロジー<7717>です。同社は液晶ディスプレー、有機ELディスプレー等の製造・検査関連装置が主力のファブレスメーカーです。8月下旬のデータで作成した9月度版では223位と低位に沈んでいましたが、10月度版でランキング上位に入るとスルスルと株価が上昇し、10月1日~16日までの11営業日で25.5%の上昇となりました。

同社は買収などで業績を急拡大させているところです。2016年3月期第1四半期の業績を見ると、売上は前年同期比81.8%増の51億2100万円、純利益は1億8200万円の黒字転換となっています(前年同期は3億3900万円の赤字)。一方、通期業績予想を見ると、売上が58.0%増の260億円、純利益が78.2%増の9億5000万円となっていますが、市場コンセンサスを見ると、それよりも高い見通しとなっており、業績の上振れもあり得ると思います。

流石に足元の株価には過熱感が出ており、目先は調整があってもおかしくないと思いますが、引き続き注目していきたい銘柄です。

クラリオン(東証1部<6796>)

次にご紹介したいのはクラリオン<6796>です。同社は日立製作所傘下でカーエレクトロニクス製品の製造販売を展開している企業です。10月1日~16日までの11営業日の上昇率は16.6%となっています。

カーエレクトロニクス業界では、スマートフォンの普及拡大やクラウドサービス市場の拡大を背景とした変革期を迎えていると言えます。例えばスマホのナビアプリがカーナビに代わるように、従来のカーオーディオやカーナビゲーションの市場は縮小傾向にあります。その一方でクラウドサービス、車載カメラ、地図、カーナビゲーション等の情報系システムと、ADAS(カメラやレーダをベースとした先進運転支援システム)などの制御系の技術を統合した次世代車載システムが普及すると見られています。そして長期では、その延長線上に自動運転車市場があります。もちろん、同社も日立グループ会社との連携によるADASの開発などを行っています。

そして、ここに来て自動運転車関連銘柄が注目されてきたこともあり、株価は大きく上昇しています。ファンダメンタルランキングでは株価も順位に大きな影響を与えるため、同社も9月度版では139位でしたが、10月度版は上位(13位)に食い込み、その後も株価は大きく上昇してきました。こちらも足元では過熱感があるところで、目先は調整も考えられますが、中長期で注目したい銘柄と思います。

ムゲンエステート(東証マザーズ<3299>)

そして最後にご紹介したいのは9月度版で15位、10月度版で4位となったムゲンエステート<3299>です。前述の2銘柄は10月1日~16日までの11営業日で大きく上昇してきましたが、ムゲンエステートは7.1%の上昇であり、今後、上昇が期待できるところと思います。

同社は首都圏専門(東京、神奈川、埼玉、千葉)の不動産買取販売事業社です。中古物件を買取り、バリューアップ(改装)後に再販する中古再生事業に強みを持つ会社です。その他不動産賃貸、不動産内外装工事、不動産流通、不動産管理事業も展開します。台湾など外国人投資家への販売も多くあります。業績は過去最高更新を続けており、ROEも高く、長期的な株価とともに好調です。

日本の不動産に関しては、このほど総資産100兆円、海外最大の政府系ファンドであるノルウェー政府年金基金(北海油田を持つリッチな国です)が、日本で不動産投資を開始すると発表しました。上限5兆円までの投資を考えているようです。同ファンドの分析力や投資実績は以前から定評あり、まだ日本の不動産は買いだと見ていることになります。

タイミング的にも10月末の日銀の追加緩和予想を控え、不動産株に注目できるところと思います。この銘柄は、好業績を背景に4月まで上昇してきましたが、そこから半年間も高値圏で足踏みしています。ただし、50日移動平均線に支えられ、値を崩さずにフラットベースを歩んでいるという様子です。そろそろ機が熟する頃合いと考えれば、相場の上昇トレンドに乗って上にブレークしてほしいところです。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
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