ライバルが進化してもベンチマークはVWゴルフ
Cセグメントはほかにも、メルセデス・ベンツAクラス、ボルボV40、アウディA3、プジョー308、アルファ ロメオ・ジュリエッタ、ルノー・メガーヌなど強烈な個性と魅力を備えるモデルが揃うが、冒頭で紹介したようにベンチマーク(指標)となるフォルクスワーゲン・ゴルフが控えている。
1.2Lモデルでも不足なく走るだけでなく、266万円~という国産車も十分にターゲットにする価格を含めた競争力は驚異的で、Bセグメントで弟分のポロの上級仕様と大差ない価格になるほど。
さらに1.4Lモデルの「TSI Highline」は速さ、乗り心地ともに上級の「GTI」はいらないかも!? と納得させるほどの完成度(乗り比べればGTIはやはりGTIなのだが)だ。価格を含めて「迷ったらVWゴルフ」というのは、BMW118iの登場やフォード・フォーカスがビッグマイナーチェンジを受けても変わらない。
フォーカスの走りと実用性は注目する価値あり
それでもBMW118iやフォード・フォーカスを選ぶ価値があるのは、とくにフットワークの面で感じられる点で、とくにフォーカスは後席も広く、ダブルフォールディングが可能な後席など積載性も見るべき点が多い。実用性、走りともに高い満足度が得られるはずだ。