稚魚の初期飼料、また小型魚のメインフードとして重要な
ブラインシュリンプ。与えるには、専用の孵化器を用い、塩水で孵化させる必要がある。市販のものもあるが、廃品を利用して、ごくごく簡単に自作できてしまう。
用意するもの
- 適当な容器※1
- プラジョイント(L字)※2
- エアーホース
- エアーストーン
※1 インスタントコーヒーの空き瓶、ペットボトルなどが便利
※2ストレートのジョイントでも使用できるが、エアーホースを抜き差しする際にL字のものが便利。実際使ってみると分かる。
加工に必要な道具
- 電動ドリル(適当なプラスドライバーで代用可)
- ハサミ
加工の手順
今回は、“インスタントコーヒーの空き瓶”を利用して作ってみた!手軽に入手可能なこと。また容量が凡そ500mlと手頃なサイズだからだ。通常このサイズの孵化器があれば、稚魚の数が100匹や200匹(魚のサイズにも拠るが)位なら事足りる。ガラスの瓶は適度な重さがあり、保温水槽に入れた際の安定が良いことも選択の理由だ。
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廃品の利用で地球に優しい!? @ネ○カ○ェ ○ー○ド○レ○ド100g |
1.まずコーヒーの空き瓶をよく洗う。その際、蓋の内側にある厚紙も取っておく。表面のラベルも剥がしたあと、タワシなどを利用して接着剤も綺麗に取り除く。
水に入れるので、それらが残っていると汚らしくなってしまう。
2.プラスチック製の蓋に排気・送気用の穴を計2つあける。電動ドリルがあれば、4.8mmの穴を。なければ、キリ、もしくは熱したプラスドライバーなどで、プラジョイントがギリギリ入る程度の穴をあける。
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送気用にはホースを差し込むためにプラジョイントが必要。排気用の穴は、そのままで構わない。 |
3.どちらか1つの穴にプラジョイントを差し込む(送気用)。
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エアーホースには劣化しにくいシリコンタイプのものを。エアーストンは、型崩れのないセラミック製がベスト! |
4.エアーストンが底をきる位にエアーホースを調整し接続。エアーストンは無くても問題ないが、ボコボコと相当うるさくなるので、サイレンサーとして使用。
5.外側のジョイントにエアーホースをつなぎ、エアーポンプと接続すれば完成!
10分もあれば製作でき、製作工程も到って簡単!材料費もほとんど掛からないため、ブラインシュリンプが必要な際は一度試してみては。
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- 繁殖方法