パートナーがいないと、不完全?
「一人でも完全である」ことを学ぶために、一人の時間を与えられていることも
私自身、結婚していないと、どうしてこんなに「不完全さ」を感じるのかをずっと考えていました。
人の学びとして、精神的な自立を目指すことは大切なことなのに、結婚していないとどこか不完全さを感じてしまう。この矛盾は、どういうことなのだろうか?と。
それは、男性の場合、「結婚して初めて一人前」と言われていた時代もありましたし、女性も「結婚して子供を産むことこそが、女の幸せ」だと、言い聞かされていたこともあり、結婚していない人はどこか完全ではないという負い目を抱いているところがあるのかもしれません。つまり、従来の価値観において、そういうものが刷り込まれているのでしょう。
もちろん、結婚し、子供を産み育てることを否定しているわけではありません。でも、そうでなくても、誰もが完全なんですよね。
中には、独身者の人に対して、「未熟だ」と非難する人もいます。ただ、他人の人生にとやかく言えるほど、完璧な人生を歩んでいる人なんて、この世には一人もいないんですよね。
むしろ、他人の人生に口出ししないといられない人は、「今、自分が幸せではない」ことに気付いた方がいいでしょう。本当に幸せな人は、「自分も幸せだし、相手も相手なりに幸せになればいいんじゃない?」って思うものだからです。
初めに、「『一人でも完全なんだ』ということを学ぶために、大きな力で、今、一人の時間を与えられていることもある」ということを書きましたが、一人の時間があるときにこそ、学べることがあります。それを次のページで紹介します。