ファーストインプレッション
発売当初は、WEB上でも不具合の報告がチラホラあったものの、フィードバックの蓄積とともに若干の改良がなされ、現状使用に足る商品になったと感じる。具体的には、インペラー部分の故障がこれにあたる。「ソイル系の底床」や「麦飯石溶液」を使用した水槽では、まれにインペラー部分のマグネットの剥離が起こることが報告されている。ただし、現在では改善がなされ、そのような現象は可也少なくなったそうだ(メーカー談)。
給水パイプ先端に取り付ける、ストレーナ部分。少々、心もとない作りだ。 |
さて、購入後に箱から出した第一印象は、シンプルながらもデザイン的にはまあまあ。この辺りは、パッケージやカタログで確認していたことなので、過度の期待はない。ただ周辺パーツの貧弱さが目に付き、特にストレーナーの貧相さにはがっかりした。全体的な作りは、エーハイムと比較すると正直心もとない。
説明書にざっと目を通し、特に迷うことも無くセッティングすることができた。至ってシンプルな構造なので、女性でも問題なくセッティングできるだろう。今回は、30(高さ)×30(幅)×25(奥行き)cmの水槽真横にセットしたのだが、給水パイプがストレーナーとエルボをセットした状態で約34cmもある。そのままの状態では水槽から飛び出した部分がみっともなく、パイプをノコギリなどでカットして長さを調整する必要がある。当然それ以下のサイズの水槽でも、美観を気にするのであれば同様の対処が必要になるだろう。
また、シャワーパイプの長さが約25cm。エルボにセットした状態で、30cm幅の水槽ではギリギリセットできる長さだ。30cm幅以下の水槽で使用する際は、給排水パイプをカットするなりして、調整する必要がある。この点は、シャワーパイプではなく、付属の水流コントローラーを使用することで回避できる問題でもある。
水槽配管用のエルボが付属。 |
左右のオレンジ色のボタンを押しスライドさせることで、ポンプユニットとフィルターケースが分離。簡単なステップで、フィルター内の点検やろ材の洗浄が可能。 |
フィルター本体の開閉は、本体左右にあるスライドロックのオレンジのボタンを押しながらスライドすることで可能。この辺りも便利な仕様に思えた。