アクシークリッパー　水草レイアウトを楽しむ

気軽にインテリア感覚でアクアリウムを楽しみたい！と思ったなら、キューブタイプの小型水槽が最適です。各辺が20cm前後の立方体の水槽であれば、置き場所も選ばない。キャビネットやテーブル上の空いたスペースなどに、気軽に置けてしまう点がGood！

スターティングコストも1～2万円程度で収まり、本格的に…とはいかずとも、手軽に自宅で水族館気分が味わえる。昨今ではインテリア的にも優れたアイテムが多数商品化され、フレームレス（枠無し）の水槽は「水」を切り出したかの様な印象を与えてくれる。上質なインテリアとしても十分に通用する。

アクシークリッパー：小型のフレームレスタンクとの相性は抜群。シンプルながら、必要最適減な明るさを確保することができる。

「AXY（アクシー）クリッパー」は、フレキシブルアームつきの小型水槽用の照明で、7Wと13WのPL管装備のアイテムがラインナップされます。上記写真は、7WのPL管が付属するタイプで、横幅30cm以内の水槽に適しています。13Wのタイプ（アクシークリッパー13）であれば、30～40cm幅の水槽に最適です。

専用のPL管7ワットは、用途に合わせて選択することができる。交換は専用の交換球を使用。

デザイン的にシンプルで、アームタイプのため水槽上部の開放感が魅力的です。ただ、高級感といったものは全くなく、素材そのままの作りです。とは言え、フレームレス水槽との相性は、バランス的に悪くありません。

20cmキューブタイプの水槽であれば、7WのPL管であれば光量的には一般的な水草であれば十分に育てることが可能です。標準のグレーカラーでは、7200k（ケルビン）WW管が装備。また交換球としてWB/WR/BB※の計4タイプの交換球が容易されており、用途に合わせてセレクトすることが可能です。ある程度水草も育てたいのであれば、通常タイプのWW管がベストです。

クリッパー、アクシークリッパー13ともに、標準のグレータイプ以外にLB（ライトブルー）モデルがあり、こちらにはWB管（9000K）が装備されています。こちらのタイプは、主に熱帯魚の飼育をメインとした場合に適しています。

※W（ホワイト）、B（ブルー）、R（レッド）

取り付け部分はネジ込み式で、ガラス厚7mmまで対応可能（アクシークリッパー）。電源コードは、それぞれ約150cmあり余裕のある長さ。

水槽への取り付けは容易で、アームの基部で水槽を挟み込みネジで固定するだけになります。基部は横幅35mm弱と、目立たない作り。20cmのキューブ水槽に外掛け式のフィルターをセッティングしても、横の空いたスペースに十分に取り付け可能です。またアーム部分は360度回転しますので、水槽背面、サイドのどちらにでもセットすることができます。

照明のオンオフは、電源コード途中にあるロータリースイッチで行います。この部分の使い勝手が若干悪いのと、作りが粗雑な点が気にかかるところです。実際に使用してみてこの部分が故障することが数回ありました。ただし、作りもシンプルなので、分解し配線を半田付けしてやることで簡単に修復も可能でした。

アクシークリッパー13では、灯具の下面にON・OFFのスイッチが付属しています。

照明のオンオフを行う、ロータリースイッチ（アクシークリッパー）。

電源供給部分はACアダプターとなっており、配線コードとの着脱が可能となっています。アダプターもそれ程大きくなく（50×40×30mm）、特に不満はありません。

ACアダプター／50Hz、60Hz共用

総合的（性能・デザイン等）に判断して、小型水槽に利用でき水草の育成も可能な数少ない照明だと言えます。水草レイアウトを行う場合、「アクシークリッパー（7W　PL管）」は20cm幅以下の水槽で。「アクシークリッパー13（13W　PL管）」は、30cm以下の水槽で存分に活躍してくれるでしょう。

製造元：株式会社アクアシステム

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