シンガポール/シンガポールのグルメ・レストラン・屋台

元は病院の診察室!?朝食が自慢のカフェ/シンガポール

シンガポールではレトロ風のカフェが人気ですが、その中でも異色の、本物の病院の診察室を改築したカフェが。「これを食べれば病気知らず? 」の、野菜がたっぷりのヘルシーなメニューとともにご紹介。

仲山 今日子

執筆者:仲山 今日子

シンガポールガイド

オフィス街にある古めかしい中国系病院、その正体は……

解説

病院として実際に使われていた


オフィス街からややチャイナタウン寄りにあり、地下鉄ダウンタウン線が通り始めたことから、今次々に新しいお店がオープンしている注目のエリア、テロック・エア(Telok Ayer)。おしゃれなダイニングバーの立ち並ぶエリアのすぐ横には、昔ながらの中国系の寺院があったり、モダンと伝統がミックスしたような、面白いエリアです。

解説

ノスタルジックな雰囲気に独特のセンスが光るアーティスティックな店内

そんな中で、ひときわ異彩を放っているのが、「中華医院」という看板が目を引く、一軒のお店。本物の中国医学の病院を改装して作ったMy Awesome Cafeです。1952年、シンガポールの建国よりもさらに昔、医療を受けられない人のために設立された、中国系の無料診療所、Chung Hwa Free Clinicがその元になっています。カフェとして使われているのは、病院の診療室だった部分。インテリアは、独特の雰囲気が漂うオリジナル。自動車のヘッドライトなどをリサイクルして作った照明など、レトロと、アートがミックスした面白い雰囲気です。

病院でヘルシーな料理をいただく

解説

チキングリーンカレー。皿の奥にはサラダがたっぷり添えられている


解説

ビジネス街ならではのしっかりとした味わい

カフェでありながら、10時頃にオープンする店が多いシンガポールで、朝7時45分からオープンなのは貴重。朝食を食べに訪れる人も多いそうです。とてもレトロでローカルな雰囲気ですが、オフィス街に近いという立地もあってか、純粋な西洋風のカフェメニューで、全体的にヘルシーで軽め。サラダやパン、キッシュ、サンドイッチが中心で、ベジタリアンメニューもありました。ワインやビールの種類も豊富で、ちょっとしたアフター5の待ち合わせに、バーとしての使用もできそうです。ハッピーアワーもありましたよ。

一番ローカル風のメニューを、とオーダーしたら出てきたグリーンカレー(16シンガポールドル)もカフェ風で、サラダとパンと一緒に提供されます。やわらかい鶏肉と、たっぷりの野菜が溶け込んだ手作り感あふれるルーでした。

カプチーノ(5シンガポールドル)は、シャキッと目が覚めそうな、やや苦みが強く、焙煎の香りがしっかりとした一杯。

フリーWi-Fiなので、旅行の合間にネットチェックなどでちょっと立ち寄るのもよさそう。パスワードはお近くのスタッフに聞いてみてくださいね。歴史情緒とモダンさが混在した、シンガポールならではの、ちょっと変わったカフェに行ってみたいという方、ぜひおすすめです!

<DATA>
■My Awesome Cafe
営業時間:7:45~22:00(月・火曜)、7:45~24:00(水~金曜)、 9:00~22:00(土曜)、9:00~18:00(日曜)
住所:202 Telok Ayer Street Singapore 068639
電話: +65 8428 0102
アクセス:MRTテロック・エア駅徒歩3分

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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