熱帯魚/熱帯魚の飼い方

熱帯魚の飼い方[2] 餌の与え方(4ページ目)

熱帯魚を飼う上で、また水質を管理する為に重要なのが上手な餌やり。初心者が陥りやすいミスとその対策、代表的な餌の種類と特徴、保存方法やその他の注意点などをまとめてみました。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド


餌の種類 冷凍、フリーズドライ

冷凍飼料

冷凍赤虫文字通り、冷凍された状態で販売されており、赤虫やミジンコを冷凍したものが一般的です。生き餌に比べ、若干嗜好性は劣るものの、それでも多くの熱帯魚が好んで食べる高栄養価の餌になります。人工飼料に餌付かない魚や、成長促進の目的で与えます。

生き餌と比較して保存性は高いのですが、冷凍状態でも鮮度は徐々に劣化していきます。これは人工飼料にも当てはまることですが、餌に含まれる脂肪分が酸化したものは魚にとって有害となります。養殖の世界では、製造後3ヶ月以内に使い切ることが常識ですが、熱帯魚用として販売される飼料の大半には製造年月日が記載されていません。人工、冷凍飼料問わず、回転率の高いお店で購入し、出来るだけ早く使い切るようにしましょう。

お店での在庫期間が長く、冷凍焼けしているようなものは論外です。

フリーズドライ飼料

クリル餌用生物を凍結乾燥させたもので、栄養分、風味が損なわれず高い嗜好性を示します。人工飼料に餌付かない魚でも口にしやすく、それらを飼育する際は重宝します。イトミミズ、赤虫、ミジンコや、オキアミをフリーズドライしたクリルなどが製品化されています。
 

前者は小中型魚に。後者は、中大型魚に直接、または細かく砕いて小型魚に与えます。

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