設置場所の確保ができたら、水槽をセットします。水槽サイズや各アイテムのメーカー、タイプが違っても基本的なことに変わりはありません。他のサイズの水槽を選択しても、十分に応用が利きますので、自分の購入予定の水槽に置き換えて読んで下さい。
●器具類を水洗い
水槽内部や各器具には、出荷時に何らかの薬品や流通過程で付着した汚れがついているため、それらを水道水で洗い流します。特に洗剤をつける必要はありませんが、もし使うのであれば台所用の中性洗剤を用い、洗浄後は洗剤が残らないようによく濯いでください。
お風呂場に移動して洗えれば最適ですが、移動が難しければ水槽に少量の水を入れ、濡らした雑巾で内部を擦るように洗い、最後に水をふき取ってしまってもOKです。
●砂利を洗う
今回、使用するのは、セラミックを焼成してつくられた砂利を12kg使用しました。水質への影響がほとんどなく、洗浄時に微塵が殆どでないため、水を換えながら数回とぎ洗いすれば利用できるのでお勧めです。砂利の種類に拠っては、いつまでも汚れの取れないものや洗浄が不可な種類もあるため、説明書きをよく読み、販売店にて詳細を確認の上で購入してください。
砂利には、インテリア的な要素もありますが、魚を落ち着かせる効果や水を綺麗にするバクテリアの住処、また水草を植えるためにも必須です。
●バックスクリーン
必ずしも必要なアイテムではありませんが、水槽背面外側にバックスクリーンを貼ると、魚や水草が引きたち効果的です。そのままでは、後ろの壁が見えてしまい、また器具類の配線なども丸見えのため美観的に宜しくありません。黒いタイプが最も一般的ですが、青色、水草レイアウトやイラストがプリントされたものなど、様々なタイプが販売されています。
水槽内を、すっきりみせる為にバックスクリーンを貼った方が無難ですが、飼育そのものに影響はありませんのでお好みでどうぞ。
Note! pHや硬度などを変化させ、水質に影響を及ばす砂利もありますので、購入前に販売店で確認の上、選択してください。pH(ペーハー)や硬度(KH、GH)に影響を及ぼす砂利は、その後の管理が難しくなり、藻類(こけ)の大発生を招いたり、飼育する魚にとって不適切な水質へと変化させてしまうものもあります。見た目や値段だけに捕らわれず、性質を理解して選択してください。 |