水を入れた水槽は、想像以上に重たくなります。標準的な60cm水槽であれば、80kg前後の重さになってしまいます。拠って水槽の設置は、専用の水槽台を用いて、水平の取れた安定した床に置かなくてはなりません。
たまに下駄箱やカラーボードなどの上に水槽が置いてあるのを見かけますが、これは危険ですので止めた方が賢明です。水平の取れた頑丈な台に置かないと、水槽のガラス接合面や底面のガラスに負荷がかかり、直ぐにどうこうなるものではありませんが、忘れた頃にガラス面にヒビが入り割れてしまう恐れがあります。
キャビネットタイプの水槽台は可也高価ですが、スチール製や木製のアングル台であれば3千円前後から販売されていますので、必ず専用台に設置するようにしましょう。
他には、極力自然光の影響を受けない場所に設置することが理想です。室内照明と比較して、太陽光は相当なパワーを持っているため、過剰な光が原因で発生する好ましくない藻類(コケ)を防ぐのと、水温の変動を避けるためからの配慮となります。また、エアコンの風が直接当たるような場所も、水の蒸発が早まったり、水温変化の幅が大きくなるために避けた方が理想でしょう。
できれば、給排水の利便性を考えて設置できれば、その後の水換えなどの管理が楽になります。また、たこ足配線にならないように、電源(コンセントの差込口)の確保もしてください。
note! 水槽の設置は専用の水槽台に! 水平の取れた床(畳などは不可) 、人通りの多い場所は、神経質な魚だと落ち着かないので避けよう。 |