ポイント2:“耳触りの良いだけの言葉”に気を付ける!
「いつか」「今度」「落ち着いたら」が出てきたときは、要注意!
それに気づかずに、表面的な解釈をしてしまい、相手の感情とズレが生じる人は少なからずいます。
例えば、「落ち着いたら、連絡するよ」という言葉があります。
これを言われると、「会いたいけど、今は忙しいから時間がとれないんだな」と解釈する人もいます。私の読者さんの中には、好きな男性のその言葉を信じて、何カ月も待ってしまった人もいるくらいです。
これは2人の関係性にもよりますが、もしまだ浅い付き合いであるならば、相手は、「誘いの連絡にその度に断るのは大変だから、それを防止するために使っている」ことも多々あるのです。
最悪な場合は、「こっちが連絡するまで、連絡してこないでほしい。(ただ、連絡しないかもしれないけど)」と思っていることだってあるのです。
なぜなら、本当に会いたい相手であれば、時間を作ってでも会おうとするものだからです。
それでいうと、「今度、飲みにいこうよ」という言葉も同様です。
素直に受け取って、「憧れの人に飲みに誘われちゃった!」と喜んでいたら一向に連絡が来ない、なんてこともあるでしょう。その「今度」は、「一生来ない今度」かもしれないのです!(苦笑)。
だいたいこの言葉を使うときは、「今すぐに飲みたいわけではないけど、いつか飲みたくなるかもしれないから、そのときに飲もう」くらいのニュアンスであることも多いもの。
なぜなら、現代人は忙しい人が多いから、意図して時間を作ろうとしないと作れないことも多々あるからです。
つまり、本当に飲みたい相手だったら、「来週の土曜日はどう?」など具体的な言葉が出てくることも多いのです。
だから、「いつか」「今度」「落ち着いたら」という言葉が出てきたときは、要注意です。その「いつか」は「いつでもいいや!のいつか」かもしれませんよ?
もし相手の本心を知りたいときは、自らも具体的な日程を提案して、相手の反応をやんわり探ってみてもいいでしょう。
もちろん、そういった耳触りの良いだけの言葉は、優しさから使われることもあります。
まさか「別に今すぐに会いたいとまでは思っていない」なんてストレートに言えるはずもないですし、相手を傷つけないために使うこともあります。
だから、相手の意図を知った上で、自分がどう対応するのか、を考えるのが大事!
相手がそこまでの思いしかないことを理解して、より相手にとって“時間を作ってでも会いたくなる相手”になるように努めるのか、それともキッパリ諦めるのかを、きちんと選択しましょう。
その方が、希望的観測で解釈をして会う気のない相手を期待して待ち続けるよりも、幸せな未来が待っているものですよ。
思いは、言葉に出てきます。自分だって無意識にこういった使ってしまっていることだってあるでしょう。気を付けたいものですね。
最後は、人の言葉だけではなく、“自分の言葉”もきちんと聞く必要があります。それを次のページで紹介します。