【新商品】 YKK AP 樹脂窓「APW430」ツーアクション窓
ハンドルの位置で2つの操作(ツーアクション)ができる窓
住まいに光や風を取り込み、また、建物の断熱性能に大きく関わる窓。プランニングの際には、配置や窓デザイン、サッシの素材やガラスの性能などに配慮し選ぶことになりますが、それら以外にも、防犯面を気にしないで換気をしたい、2階以上での窓掃除を楽に行いたい、などの要望を持つ方も多いようです。YKK APからは、ハンドルの位置(角度)により、「内倒し」「内開き」の 2つの開き方ができる樹脂窓「APW430」ツーアクション窓を10月5日から発売。換気と清掃性を高めた使い勝手のいい商品です。
■「内倒し」で換気、「内開き」で楽々お手入れ
2つの操作で2つの開き片ができる窓は、一般的には、ドレーキップ窓と呼ばれ、ドイツなどでは標準となっている開閉スタイル。日本では、ホテルなどで用いられるケースがみられますが、馴染みが薄いこともあり、住宅ではあまり多くは設置されていないようです。
ドレーキップ窓の特徴は、ハンドルで操作することで室内側に開き(内開き)、次の操作で窓上部が内側に倒れる(内倒し)という、2つの開き方ができること。大きく開放したり、上部を少し開けたり、希望に合わせて使い分けることができるのがメリットです。
今回発売された、ツーアクション窓は、「内開き」「内倒し」の2つの開き方ができるのは同様ですが、日本のライフスタイルに合わせ、開閉の順序が逆となっているのが特徴。操作用のハンドルを90°回転させると室内側に倒すことができる「内倒し」となり、180°回転させると室内側に開く「内開き」という構造となっています。
「内倒し」は、窓が手前に傾いて小さく開くため、上部部分から自然な換気をすることが可能です。小雨程度なら室内に吹き込みにくいのもメリット。また、防犯面でも安心感を得ることができ、幼いお子様が身の乗り出すことも防止することもできるでしょう。「内開き」とすれば、開放感を得られるだけでなく、窓ガラスの外側を、窓の外に身を乗り出すことなく隅々まで掃除をすることも。網戸を閉めたまま、部屋内で掃除ができるので、清掃中に虫(蚊など)が入る心配もないのも魅力です。
■日除けやルーバーも設置することができる
外側に窓が開かないため、窓の外にシャッターや日除け(アウターシェード)、目隠し(多機能ルーバー)などを設置することもできるのもメリット。夏場の日射しを遮ったり、防犯やプライバシーの確保もしやすいでしょう。
また、独自の機構を採用した専用の可動網戸は、網戸を半開することで、室外側に設置したシェードなどの操作を簡単に行うことができるのが特徴です。(※可動網戸の機構は特許申請中)
■高い断熱性能と気密性能の樹脂窓
もちろん、樹脂窓ならでは性能の高さも魅力。総厚 41mm(中空層16mm)のダブルLow-Eトリプルガラスとマルチチャンバー構造(伝熱方向に並ぶ中空層が複数ある構造)で高い断熱性能を実現し、また、3か所にエアタイト材(気密・水密性能を高めるためのゴム製の部品)を入れた、トリプルエアタイト構造により気密性能も向上させています。
従来の日本の家屋では、引き違い窓が一般的でしたが、最近では、空間の使用目的やデザインなどに合わせて、窓のスタイルや開き方を上手に使い分けるプランが多くみられます。目的に合わせて開閉スタイルを選べるツーアクション窓は、上層階の部屋や階段、廊下、湿気が溜まりがちな水まわりなどに適するアイテムではないでしょうか。
■「APW430」ツーアクション窓 商品概要
<構造> 樹脂フレーム+Low-E トリプルガラス
<バリエーション>
・種類(アングル無枠):単窓、2 連窓、3 連窓、段窓
・フレーム色 外観:ホワイト、プラチナステン、ブラウン、ブラック 内観:ホワイト
・ガラス (Low-E トリプルガラス):ブルー、ブロンズ、ニュートラル※
・ガス (APW430):アルゴン (APW430kr):クリプトン
※ニュートラルはアルゴンガス仕様のみ
<オプション> 可動網戸(クリアネット)、窓額縁
<基本性能> 耐風圧性 S-3、気密性 A-4、水密性 W-5、遮音性 等級3
<保証期間> 「APW」標準仕様となる 10 年保証
<メーカー 希望小売価格>
「APW430」ツーアクション窓(アングル無、ダブル Low-E ニュートラル):
幅(W)640mm×高さ(H)1,170mm 外観ホワイト/内観ホワイト 95,200 円
可動網戸:外観ホワイト 8,500 円
※ガラス込、消費税・現場搬入費・取付費は含まず
[詳細情報] YKK AP