究極のトーストを焼く!~バルミューダ「BALMUDA The Toaster」
扇風機に新風を巻き起こしたバルミューダが、初めてのキッチン家電進出となった「BALMUDA The Toaster」が大きな注目を集めています。新聞や雑誌テレビなどでもたくさん取り上げられ、その実力はすでにお墨付きとなりつつあります。そもそもトースターはどの家庭にもある家電。しかし、パンを焼くだけの単機能ということもあり、進化が止まった家電でもありました。そんな家電に光を当て、究極のトーストを目指して、とことん作り直したのがバルミューダのすごいところと言えるでしょう。簡単にその特徴を説明しますと、まず、庫内にスチームを充満させパンの表面を薄い水の膜で覆います。するとパンの表面が早く加熱され中の水分や旨味を閉じ込めることができるのです。その後、でんぷんがα化する60℃前後、香りや旨味を引き出すメイラード化が起こる160℃前後、焦げが付く炭化がすすむ220℃前後、これら3つの温度帯を絶妙に調整し、究極の焼き上がりを実現しているのです。
ガイド宅で使用しはじめてほぼ3ヶ月が経ちますが、トーストは耳までしっかり水分と旨味が残る焼き上がりで、いわゆる「中ふわ外カリッ」が実感できます。また、チーズトーストは、本当にチーズが絶妙な溶け具合でおいしく出来上がり!バルミューダの代表・寺尾さんが大好きだからモードを作ったと言うだけのことはあると感じました。ガイドは、まるで焼きたてのように復活できるクロワッサンとパケットがお気に入りです。
「トースト・チーズトースト・フランスパン・クロワッサン」はモード設定がありますが、全自動ではなく、焼き時間は自分で設定しなくてはなりません。そのため、好みの仕上がりになるには何度か試していくしかありません。また、お惣菜パンやフォカッチャなどは、どのモードが一番適しているかから模索していくことになります。日本の生活家電は、高性能=フルオートというパターンがありがちですが、この一手間かけるアナログ感が、かえってそそられるのかもしれません。「究極のトースト」を味わえるトースター、ちょっとお高めですが満足できる一台です。
※参考:メーカー製品サイト
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