既製服とオーダーメイドの違い
通勤・街着によさそうなセット。既製服にはなかなかないカッティングでフィットしそう
MAKIKO 全身のサイズを測って作るので、既製服にはない、自分にぴったりの服が作れます。大量生産ではないので、お客様一人ひとりの要望を反映したデザインにできますし、長く着ることを前提として、生地の扱い・裁断・縫製にも手間をかけています。
ガイド 婦人服のオーダーって、新鮮です。今は、注文服というと紳士服のスーツがほとんどですが、昭和中期までは、どの町にも婦人服のオーダーができる洋装店がありましたね。
MAKIKO 私はそれ以降の時代しか知りませんが、大量生産の既製服の品質が上がり、注文服の作り手も着る方も減ってしまったため、今はほとんど見かけません。
ガイド 服といえば既製服を意味する現代ですが、あまりに手軽に買えるようになったことから、誰もが服を持ちすぎてもてあまし、その割に「本当に着たい服がない」と嘆くようになったと感じているのですが…。
きちんと作られた服を、大切に着る「オーダーメイド」
しっかりした生地のツーピース。裁断にも縫製にも時間をかけているので、既製服にはない着心地。
ガイド ほんとうに着ていて気持ちのいい服が数着あればいいですものね! たんすのこやしになってしまった服の値段を合計して、自分にぴったりの服を手に入れることができればいいのに。MAKIKOさんにお洋服を作っていただく場合、どんな風に注文すればいいんですか?
MAKIKO 私は一人で制作をしてるので、採寸に出張したり、お客様に来ていただくことはしていません。ご自分で採寸していただいて、あとはメールでお話しさせていただいて作っていきます。
ガイド それなら、遠くに住んでいてもお願いできますね。
MAKIKO 方法としては、セミオーダーとフルオーダーがあります。セミオーダーとは、ホームページに掲載してあるサンプルから選んでいただいて、生地やディテールのご希望を出していただくもの。フルオーダーは、まったく何もないところからデザインを起こします。