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インテリアのヒントがある旅!ヘルシンキ郊外&タリン

どちらもヘルシンキから日帰りで行ける、フィンランド郊外の都市・ハメーンリンナと、隣国エストニアの首都・タリン。旅行先で見つけた素敵なインテリアのヒントや、ショップやホテルのスポットをご紹介します。

土橋 陽子

執筆者:土橋 陽子

家具・インテリアコーディネートガイド

インテリア好きのためのヘルシンキ旅行スポット6選」に続き、今回はヘルシンキから日帰りで行ける2都市と、そこでのインテリア好きの方におすすめしたいスポットをご紹介します。

一つ目の都市は、フィンランド三大古城・ハメ城と、アウランコ国立公園の絶景、シベリウスの生家のある「ヘルシンキ郊外都市・Hameenlinna(ハメーンリンナ)」。*リンク先はフィンランド語と英語のページになります。
www.yokodobashi.com

ハメーンリンナという街の名前自体、訳すと「ハメ城」となる城下街の中心的存在。レンガと花崗岩で出来た、湖に浮かぶ美しさでも有名


二つ目は、ロマンチックな中世の街並とスパで有名な、「エストニアの首都・Tallinn(タリン)」。旧市街地は、世界遺産でもあります。*リンク先は英語のサイトになります。
www.yokodobashi.com

パットクリ展望台(Patkuli vaateplats)からの眺め。中世の街並が美しいタリンの旧市街地


ハメーンリンナのインテリアは、
「中世」「クラフト」「ロマンチック」「ビンテージ」がキーワード

シルバーラインクルーズ(*)のスタート地点でもあるハメーンリンナは、駅から橋を渡って湖を越えたところに市街地が広がる郊外の美しい街です。
*リンク先は英語とフィンランド語のページです


■中世のお城がそのまま残された保存状態がいい「Hameenlinna(ハメ城) *リンク先はフィンランド語と英語のページです

十字軍遠征でこの地方に兵を進めたスウェーデン国王が要塞として建てた700年以上の歴史を持つハメ城。現在は博物館になっています。レンガ造の赤い壁と、必要な箇所だけ白く塗られた漆喰の対比が美しいインテリア。石造りの建物は構造上窓を大きく開けられないので、内側に向かって斜めに面取りしたり、ベンチが設けられていたりと各部屋毎に工夫されていて可愛らしく、窓辺のコーナーづくりの参考になります。
www.yokodobashi.com

構造、防犯面の理由から小さく開けられた窓から光を多く取り込む為にとられた斜めの面から漏れる光と影が美しい

<データ>
Hameenlinna(ハメーンリンナ)
住所:Kustaa lll:n kaku 6, 13100 Hameenlinna, Finland
電話:+358 36756820
営業時間:
月曜日-金曜日/10:00~17:00*冬期は~16:00
土曜日・日曜日/11:00~14:00
休業日:月曜日*冬期のみ


■良質なクラフトが買える「WETTERHOFF(ベッテルホフ) *リンク先はフィンランド語と英語のページです

ベッテルホフは、アートとクラフトの複数の工房やアンテナショップ、カフェの入った施設です。アンテナショップで売られている物は全てフィンランドのデザインブランドのものや作家達の作品で、他では売っていないアイテムも沢山揃っています。
www.yokodobashi.com

廊下にさりげなく飾られたタペストリーがとにかく美しいです


www.yokodobashi.com

工房と、アンテナショップとカフェの入ったベッテルホフ

<データ>
WETTERHOFF(ベッテルホフ)
住所:Wetterhoffinkatu 4, 13100 Hameenlinna, Finland
電話:+358 3 6262610
営業時間:
月曜日-金曜日/9:00~17:00
土曜日/10:00~14:00
休業日:日曜日

 


■ロマンチックなインテリアで質のいいピアノ演奏が聴ける「Sibeliuksen syntymakoti(シベリウスの生誕の家) *リンク先はフィンランド語のページです

現在は博物館になっているシベリウスの生家。もともと実家は開業医だったので、待合室や診察室、ホールなど興味深い間取りになっています。部屋ごとに違う美しいパターンの壁紙は、当時の製法のまま再現して貼り直したとのこと。毎週日曜日ミニコンサートが行われています。地元の音楽学校の方が、作曲した当時のシベリウスの逸話を交えてホールに置かれたピアノで演奏を披露してくれます。
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シベリウスが幼少期を過ごした通り沿いの日当りのいい部屋


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シベリウスが実際に使っていた楽器の展示も

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市街地の真ん中にある建物の裏側が入り口

<データ>
・Sibeliuksen syntymakoti(シベリウスの生誕の家)
住所:Hallituskatu 11, 13100 Hameenlinna, Finland
電話:+358 3 6212755
営業時間:
月曜日~日曜10:00~16:00
火曜日~日曜12:00~16:00*冬期
休館日:月曜休業日:月曜日*冬期のみ

 


■アラビアのイヤープレート等、掘り出し物の宝庫「KIRPPULINNA(カープリンナ)」
ベッテルホフ近くの街中にあるセカンドハンドショップ。ちょっと懐かしい感じの店構えながら、アラビアのイヤープレートが豊富に揃っています。しかも何かの間違いのような金額で売られています。ホームページもなく、撮影禁止でしたがレシートからの情報です。梱包材を持参することをお勧めします。

<データ>
・KIRPPULINNA(カープリンナ)
住所:Palokunnankatu 14, 13100 Hämeenlinna, Finland
電話:+358 40 1244522
営業時間:
月曜日-金曜日/10:00~17:00
土曜日/10:00~14:00
休業日:日曜日


■インテリア番外編ハイキングしながら訪れたい「Aulanko Suomen Keskuspuisto(アウランコ国立公園)の見晴し台」 *リンク先はフィンランド語のページです

アウランコ国立公園は、19世紀末に実業家ヒューゴ・スタンデルシェルド大佐によって造営された人工的な公園。どこまでも続く森と、2つの湖があり、園内の高さ33mの塔から見る景色は絶景です。
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アウランコ国立公園内の塔


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塔内の市松模様に貼られたタイルのパターン

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アウランコ国立公園内の展望台の上から見る湖と森に囲まれた美しい風景


<データ>
・Aulanko Suomen Keskuspuisto(アウランコ国立公園)
住所:Katajistontie 2, 13220 Hameenlinna, Finland*ビジターセンター
駅からの行き方:
・バスの場合、ハメーンリンナ中心部より2、13、17番でスパホテル ランタシピ アウランコまで行き、ホテルからアウランコ公園のタワーまで徒歩約15分ほど。
・タクシーの場合、塔の近くまでアプローチできます。


ハメーンリンナへのヘルシンキからの行き方

Hameenlinna(ハメーンリンナ)へは、フィンランドの首都・ヘルシンキから「Tampere(タンペレ)」方面のインターシティー(特急列車)で1時間ほどで着きます。
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揺れも乗客も少なく、快適な電車の旅を楽しめます

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ハメーンリンナ駅は、フィンランドの鉄道駅の中で最も古い駅


次頁では、世界遺産のエストニアの首都・タリンをご紹介します。
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