食と健康/魅力の食材・成分(肉・魚介・野菜・フルーツなど)

楊貴妃も愛した美容食材 キクラゲに注目(2ページ目)

キクラゲというと、以前は乾物を使うことが一般的でしたが、最近では生のキクラゲが出回るようになりました。日本でも古くから食べられていたキクラゲですが、使い方や含まれる栄養素は意外と知らない方も多いのではないでしょうか。美と健康に役立つ成分も含まれているのです。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド


幅広い使い方で楽しみましょう

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楊貴妃も美容のために食したといわれるシロキクラゲ。配糖体の機能性が注目されています。

キクラゲは全国で4月頃から10月頃まで採れますが、栽培物は通年出回っています。

近年人気がでてきた生キクラゲは、乾物のように戻す手間がいらず、また独特のぷりぷりとして食感がおいしいものです。さっと熱湯に通して、そのまま刺身のように食べたり、サラダや和え物、汁の味、てんぷらなどもおすすめです。

乾燥キクラゲは約20分水に浸して戻します。乾燥物も生も、石づきの固い部分を切り除いてから使います。長時間加熱し続けると食感が悪くなりますから、さっと調理していただきましょう。

生キクラゲの表面に白い粉が付着している場合がありますが、カビではなく胞子です。新鮮な証拠ですので、さっと水洗いすれば問題ありません。

生キクラゲを買って一度につかいきれない時には、保存袋に入れ、冷蔵庫に入れておきますが、冷凍もできます。また干して自家製の乾物にしてもよいでしょう。

■関連記事
きくらげレシピ・作り方一覧

■参考
・キクラゲのはたらき(きのこ-健康とのかかわりを科学する/日本特用林産振興会)
・食品成分データベース(文部科学省)
・国立研究開発法人森林総合研究所九州支所
・三重県林業研報(5),2013
・九州の森と林業No.112 2015.6
・白キクラゲ多糖体カタログ(オリザ油化株式会社)
・『和歌食物本草現代語訳』(源草社)
・江戸時代食生活事典(雄山閣)
その他

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