幅広い使い方で楽しみましょう
楊貴妃も美容のために食したといわれるシロキクラゲ。配糖体の機能性が注目されています。
近年人気がでてきた生キクラゲは、乾物のように戻す手間がいらず、また独特のぷりぷりとして食感がおいしいものです。さっと熱湯に通して、そのまま刺身のように食べたり、サラダや和え物、汁の味、てんぷらなどもおすすめです。
乾燥キクラゲは約20分水に浸して戻します。乾燥物も生も、石づきの固い部分を切り除いてから使います。長時間加熱し続けると食感が悪くなりますから、さっと調理していただきましょう。
生キクラゲの表面に白い粉が付着している場合がありますが、カビではなく胞子です。新鮮な証拠ですので、さっと水洗いすれば問題ありません。
生キクラゲを買って一度につかいきれない時には、保存袋に入れ、冷蔵庫に入れておきますが、冷凍もできます。また干して自家製の乾物にしてもよいでしょう。
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きくらげレシピ・作り方一覧
■参考
・キクラゲのはたらき(きのこ-健康とのかかわりを科学する/日本特用林産振興会)
・食品成分データベース(文部科学省)
・国立研究開発法人森林総合研究所九州支所
・三重県林業研報(5),2013
・九州の森と林業No.112 2015.6
・白キクラゲ多糖体カタログ(オリザ油化株式会社)
・『和歌食物本草現代語訳』(源草社)
・江戸時代食生活事典(雄山閣)
その他