対策3: ボディラインが気になったら、補整を見直す
アラフォーになると、表面に現れる見かけの問題と共に、体の線も若い時とは違ってきます。「若い頃と体重は同じでも体型が変わった!」という人がいますが、自分が思っている以上に、体型は着物の着姿に影響を及ぼします。特にヒップや腰周りが気付かぬうちに大きくなっているのにも関わらず、以前のままの補整をしていると、余計なシワや着崩れの原因となります。
腰まわりやヒップはボュームが出過ぎていないか、バストの位置が下がってきていないか、ご自身でチェックをしてみて下さい。帯の上にバストがドン!とのるのは、絶対に厳禁。必要に 応じて和装用のブラジャーなどで整えて。
対策4 :着物の“クラス感”を見直し、“本物”を取り入れてみる
大人にしか似合わない、本当の意味での“本物”を楽しむ。(c)2benny
若い頃に背伸びをしても、そのオーラや迫力に負けてしまい、下手をすると借り物にしか見えなかったものも、自分のものとしてしっくり馴染むはずです。
だから、例えば、帯留めにお金を掛けるとか、帯締めにとことんこだわるなど、何かひとつでもホンモノを加えてみる。
そして色・柄・模様中心の選び方ではなく、「本物かそうでないかで判断する」という価値観を持つ。そんないわゆるクラス感の出し方というものを楽しんでみてはいかがでしょうか。クラス感ある着こなしができるのも、大人の楽しみのひとつだと言えると思います。
“大人の自分”のスタイルを見つけるのも着物の楽しさ
いかがでしょうか。一口にアラフォーと言っても、様々な環境、立場の方がいらっしゃると思います。それでも、自分が楽しめる範囲の中で試行錯誤を重ねながら、自分のスタイルを見つけていけばいいのです。
おしゃれは一日にしてならず。
着物を着るということで、皆様にもっともっと素敵な世界が広がるように願っています。