3 高学年の場合

さすがに自分で計画を立てて実行してほしいところですが、そうもいかない場合も多いのが現実かと思います。小学校にも慣れて、「かったるくってやってらんないね!」なんてちょっとワルぶってみているなんてこともあるでしょう。
高学年にもなれば、親は子供を信用するしかない

高学年にもなれば、親は子供を信用するしかない


「ちゃんと宿題やっているのかしら?」と心配になることもあるでしょうけれど、そんなときも伝え方には工夫が必要です。強い責め口調で「あなたちゃんのやってるの!?」と言うようでは、反発必至です。「あなた本当に大丈夫なの?」と不安を前面に押し出すと、「私のことを信用していないのね」とへそを曲げられてしまう恐れもあります。心配なときこそ、「あなたのこと、信用しているから」というメッセージを発するほうが効果的です。そうすれば子供の心の中に、「その信用に応えなければ」と、前向きな気持ちが盛り上がってくるはずです。

もちろん信用が無惨に裏切られることもあります。しかしそれを恐れて子供を最初から不信の目で見れば、子供だって無意識のうちにその不信に応えようとします。「どうせ宿題やらないんでしょ」と思われている子供は、まったくの無意識のうちにその親の「負の期待」に応えてしまうのです。本当に宿題をやらなくなってしまうことがあるのです。「あなたは泥棒だ」と言って育てればその子は本当に泥棒になるとよく言われますよね。それと同じです。

子供を信用して、ときには裏切られて傷つくことも親の使命かもしれません。それでも親は子供を信じる。そんな親の姿を見て、子供は親の有り難みと偉大さを感じるようになるのではないでしょうか。傷つくことを恐れない、たくまし人に成長していくのではないでしょうか。

ちなみに中学生以降、親は極力口を出さないほうがいいでしょう。結果的に夏休み最終日の夜に泣きべそをかいていても、高学年以上になれば「自業自得」でいいのではないかと個人的には思います(もちろん子供の性格や普段の親子関係にもよりますが)。

それが嫌なら来年はもっと計画的に進めればいいだけですし、一夜漬けでやるのが好きだというのならそれも一つの生き方です。中学生にもなれば、どちらがいいかは子供自身が選択します。


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