市川歩美さんが40歳で辞めたこと
- 長年続けたキャリアをやめた
- とりあえずのお付き合いをやめた
毎回約60名のショコラファンの方が集まる人気イベントでの一コマ
40代も走り抜けている途中!
「30代は、多くの方と華やかな場所で仕事をし、とにかく全力で走り続けました。40代になって少しは落ち着いて…と言いたいところですが、私は未だに走り続けています(笑)。仕事の場所が変わっただけです」30代も40代も、仕事は違えどスピードを緩めず走り続けているという市川さん。メディア出演の際のとてもイキイキとした表情が、走り続けていることを象徴しているように感じます。そんな市川さんは、40歳という区切りで、今後も走り続けるためにふたつの選択をしました。
新しい仕事を通じて、世界が立体的に感じられるように
「一つは、人間として成長するために、長年続けたキャリアをいったんやめました。もう一つは、質の高い時間を過ごすため、“とりあえずのお付き合い”をやめました」ショコラコーディネーターを始める前は、放送局でディレクターとしてお仕事をしていた市川さん。他人からすれば羨ましいほどのキャリアですが、それをやめようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
「大学を卒業してずっと放送業界で番組企画・制作をしてきました。毎日のように様々な世界の方々とお会いし、あらゆる場所に出かけましたが、それはあくまで局にいるディレクターという立場でのこと。仕事の性質上特別扱いされることも多く、このままではどんどん甘えてしまい、視野は気づかない内に狭くなるのではないか、と思いました。年齢を重ねたとき、“マナーをわきまえないワガママで鼻持ちならない人”にだけはなりたくなかったんです」
「このままだとマズイ」という感覚を持つことはあっても、ガラっと環境を変えるのには勇気が要る年齢。そんな中、実際にキャリアから離れてみてどんなことを感じたのでしょうか。
「辞めてみて、局で学んだことが活かされていることに改めて深く感謝しています。『仕事』というものを教えてくれた先輩たち、仕事を通じて出会った皆さんのおかげです。また、新しい仕事を通じて、世界が立体的に感じられるようになりました」
リスクのある決断も、「世界が立体的に感じられる」というほど“前向きな変化”に変えてしまうのが、市川さんのパワーなのかもしれませんね!
削ぎ落とすことで、より深く得ることができる
同時に、大きく広げた人付き合いも、深く狭いものに変化してきたという市川さん。その理由とは?「ご一緒して気持ちのよい方や尊敬できる方、波長・価値観の合う方との時間は、自分にエネルギーを運んできてくれます。しかし、そうではない方との時間は…ということにある日気づきました。またここ数年は、大人数よりも一対一、あるいはごく少人数でお話するスタイルを取るようにしています」
限られた方とのお付き合いを大事にすることで、得てきたものもあるのだとか。
「お付き合いを整理することで、とてもすっきりしました。何かを削ぎ落とすことで、何かをより深く得ることができます。私が行きたい場所、お会いしたいと思う方は元気をくれる上に、新しい出会いも運んでくれたりします」
キャリアが変わっても、感謝する相手、大事にする相手との人付き合いは、ずっと変わらないものなのかもしれません。
“これがスタンダード”なんてものはない
最後に、市川さんからアラフォーの皆さまへのメッセージです。「現代は“これがスタンダード”なんてものは実はないと思います。仕事、恋愛、家族の形もそうですし、『◯歳だから◯◯をしなくてはならない』ということはないです。100人いたら100のスタイルがあります。マイペースで自分らしく、輝きましょう!きっとそのことがあなた自身、そして周囲の方をも幸せにすることにつながるはずです」
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